What we do / シャンティの活動内容

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Cambodia / カンボジア これまでの活動

1991年に事務所を開設した時は、政情も落ち着かず、内戦で人々の心は疲れきっていました。
そんな中、教育行政担当者や村人と連携し、図書館活動、学校建設などのプロジェクトを進めてきました。

学校建設事業

1991年に国境帰還難民及び国内避難民の定住促進のため、スタートした学校建設事業。州教育局と協力し学校建設地の選定を行います。子どもたちが楽しく学び、未来に夢を持てる学校にするため、地域の人が計画から盛土作業などのプロセスに関わる「住民参加型」の学校建設を行っています。2012年末までに240校の学校を建設しました。

※2012年にドリーム小学校事業に変更になりました。

図書館事業

1993年に学校や村を回る移動図書館と絵本や紙芝居の出版からスタートした図書館事業は、学校や州教育局の要請により教員を対象とした研修会の開催、図書館建設や常設図書館の運営も行いました。教員を対象としていた研修会も、活動が対象地域に定着するために州教育局の職員の育成を行っています。2008年からはカンボジア教育省の職員の育成も行い、点から面へ活動を広げる取り組みとなっています。2012年末までに114タイトルの絵本、41タイトルの紙芝居の出版を行いました。また図書館に関する研修会を通じてのべ1500人を超える教員、図書館員を育成しました。教員や図書館員がそれぞれ工夫した読み聞かせを披露する全国おはなし大会を1995年から毎年開催し、約2,600人が参加しました。

※2012年に住民参加による学校図書館運営事業に変更になりました。

住民参加による学校図書館運営事業

カンボジアではすべての子どもたちに学びのチャンスを届け、本を読む力や心の成長のために、学校図書館の価値が見直されています。近年、カンボジア教育省は学校図書館政策の一環として「小学校図書館スタンダード」を制度化しました。これはすべての学校が一定の条件が整った学校図書館を設置することを求めています。しかし、限られた学校運営予算や技術的な問題から学校図書館の運営は困難な状況に置かれています。そこでシャンティは、研修会の開催や図書の配布などを行い、学校図書館の運営を支援してきました。対象地域のPTAと地域住民が、学校図書館に対しての理解を深めるため、会合やイベントを開催しました。

文化事業

ポル・ポト政権の焚書により失われた仏教の経典や書籍を復刻。2011年までに154タイトル、89,102冊を復刻し、カンボジア全国の寺院、仏教学校、関係省庁、図書館などに配布しました。特に1995年に行われた「トリピタカ(南伝大蔵経) の復刻の際に行われた贈呈式は、シアヌーク国王(当時)も臨席する国家式典となりました。2007年には仏教研究所の再建も行いました。また、図書の出版だけではなく、僧侶と村の開発に関する研修会の開催、植林活動なども行われました。

伝統文化事業~仏教学校における図書館推進事業

カンボジアでは1970年代の内戦のために、仏教が壊滅的に破壊されました。戦後の復興と発展において、仏教寺院と僧侶は社会開発面で大きな役割を果たしてきましたが、近年の経済発展の陰で、残念ながら寺院に併設される仏教学校、図書館の復興、僧侶をはじめ人材の育成は遅れていると言えます。シャンティではカンボジア宗教省・仏教教育局、仏教研究所、寺院らと協力して職員研修、図書館員研修を実施し、自立発展のための人材育成活動に取り組みました。

スラムのコミュニティ図書館事業

プノンペンには推定700ものスラムがあるといわれ、劣悪な生活環境のもと多くの問題を抱えています。特に教育面では、子どもだけでなく、若者や成人における教育レベルと識字率の低さが深刻な問題です。シャンティでは、スラムの人々の生活を改善するために、地域学習センターとしての機能をもつ簡易図書館を建設し、成人教育プログラムを実施しました。スラムの住民自身が問題解決する能力を持てるように、識字能力を身に着けた後の、ライフスキル学習と人材育成活動を行ってきました。

移動図書館活動

読み書きを習っても、本を手にする機会が十分にないと、知識として定着させることができません。シャンティでは読書推進のため、本を積んだ移動図書館車で対象地域の学校や、プノンペン郊外のスラム地域で移動図書館活動を行ってきました。

統合的社会開発事業

1998年から2002年まで実施。米銀行、コミュニティ図書館・託児所建設、植林、灌漑(井戸、ため池)、寺院の伝統楽団復興の複合的な事業を行いました。また地域との協力体制を強めるため、セミナーなどの開催も行いました。

アジア子どもの家事業

1995年から2005年まで自治労と共同で「子どもの家」プロジェクトを行いました。首都プノンペン市の幼稚園教員養成学校の中に、社会教育・福祉のモデルとなる施設を建設・運営を行いました。子どもが自由に利用できる図書館やプレイルームを設置し、読み聞かせや人形劇などの活動も行いました。自治労の受け入れによるカンボジア人スタッフの日本やカンボジア国内での研修も行われました。2005年に幼稚園教員養成学校に引き継ぎました。

人材育成事業

日本・カンボジア友好職業訓練は1992年に建物の建設が完了し、印刷、木工、電気、裁縫、刺繍の職業訓練が行われました。2003年12月に支援を終了し、プノンペン市教育局に移管しました。プレイコンクラー職業訓練所は、1993年に国境からの帰還難民、国内避難民の生活向上のため建設されました。開設当初は陶芸など焼き物の技術訓練を行いましたが、社会の変化に合わせて洋裁・養蚕・養魚などの訓練も行われました。2003年3月に支援を終了し、バッタンバン教育局に移管しました。