SVA 社団法人 シャンティ国際ボランティア会

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スタッフからの便り(スタッフ日記)

歯痛


1ヶ月近くの出張後、アフガニスタンへ帰国した途端に奥歯がひどく痛みだした。半年前に治療をし、本当は通院が残っていたのをそのままにしておいた歯である。抗生物質や痛み止めを服用しても夜も眠れないほどの急激な痛さ。現地での歯痛は初めて。

以前赴任されたいた市川さんが急な歯痛で仕方なくペシャワールの高級(?)歯医者にかかったことがあった。口ゆすぎ用のコップが某航空会社のもので、前の人の治療後か血がついていたらしい・・・。ジャララバードでは勿論、治療設備がない。(にも関わらず歯医者が繁盛しており、どうやって治療しているのか疑問。大抵抜いてしまうらしい。)カブールでは、一番の推薦が平和維持軍の基地内にある軍専用歯医者にお世話になること。ただし、よっぽど泣き付かない限り治療のアポは早くて2週間後ということ。それではイスラマバードは・・というと以前に何人か治療を受けた、という人がいた。大使館のホームページで紹介されている歯医者だ。仕方なく、パキスタン、イスラマバードまで出かけることにした。(車で約7時間)
紹介の歯医者は、一見普通の住宅に見える高級住宅街に開業していた。中に入ると高級感漂うタイル張りにソファーの待合室がある。予約時間より30分ほど待たされて、私の番になった。驚くほど清潔に保たれた治療室は、最新の設備が。デジタル制のレントゲンは、撮影後すぐに目の前に設置されたコンピュータ画面に現れる。ただ、何度も取り直した挙句に、違う歯の治療を行いそうになり、最後は結局レントゲンとはあまり関係なく、痛みを感じる歯の治療となった。私がアフガンからこのためだけに来ていることを知り、数回に分ける治療を1回で行うことに。あまりにもスムーズに行われた治療に少し拍子抜けした。それでも疑うわけではないが、日本で再度診てもらおうと帰りのバスの中で思った。

毎回健康を害する度に、アフガニスタンの厳しさを思い起こされる。単純治療しかできないアフガニスタンでは、多くの人がたかが・・・と思うような病気でも命を落としているに違いない。

2006年10月15日

アフガニスタン事務所

山本英里

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