SVA 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会

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皆さまへ

年頭のあいさつ


2008年は人材育成をとおして活動の充実を

会長 若林恭英

 2007年は日本国内において能登半島地震・新潟中越沖地震といった自然災害が続き、被災された方々の物心両面にわたる損失は計り知れないものがありました。
 SVAにおいても、被災者の視点に立った活動を念頭に支援にあたりました。特に各地から駆けつけられた若い曹洞宗の僧侶や大学生の方々と協働できたことは、阪神大震災以来の課題である、平常時のネットワークや現場での連携が生きたと言えるでしょう。
 一方、海外においては、アフガニスタンでの外国人誘拐、ミャンマー国内民主化運動の軍事政権による弾圧、パキスタンの非常事態宣言といった事件も続きました。少なからず影響を被るアフガニスタン事務所やミャンマー(ビルマ)難民事業事務所は、東京事務所と緊密に連絡をとりながら、支援を必要としている多くの子どもたちのために活動を続けています。
 こうした活動の原動力になっているのは、子どもたちの無垢な笑顔と真剣なまなざしです。
教育の機会に恵まれないが故にそのチャンスをつかみ取ろうとする力は、むしろ支援をする側がエネルギーをもらっているかのようです。それは現代の日本社会が一番必要としているものかもしれません。日本の皆さまから会費や募金をお預かりして活動を行う者として、現地で得たこのエネルギーを還元できるよう広報に努めていかなければなりません。
 年に一度、海外事業地を訪問し感じるのは、私たちが考える以上にSVAの活動の意義を彼の地の人々が認め、渇望しているということです。図書館活動や学校建設、難民支援などそれぞれの活動の評価もさることながら、その過程で現地の人々と話し合い、相手を尊重して活動を進めるSVAの姿勢と、それを担うスタッフへの信頼が根底にあるのではないかと思っております。
 2008年は現地スタッフの人材育成を通して、将来の海外事務所自立化を視野に入れながら、活動の充実をはかっていきたいと考えています。
 最後になりましたが、新しい年が皆さまにとりまして幸多き年になりますように。これからも皆さまとアジアの人々と共に、子どもたちのための支援を行ってまいりたいと思っています。


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