本の力を、生きる力に。シャンティは、本を知らない子どもをなくし、未来に希望を持てるように活動をしています。

本を読むことで拓ける世界

本の力によって生きる力を与えられた子どもたちは、
自分たちの手で未来を切り拓いていくことが出来るようになります。
これまでのシャンティの活動の中で、多くの子どもたちに絵本を届け、
彼らの未来を実現してきました。

人生が変わった人たち

「お父さんは出稼ぎに行ってしまった。
お父さんと電話する時に覚えたお話をしてあげるとお父さんは嬉しそうなの。」

チューン・チャイナルちゃん(カンボジア)

「図書館には週3、4回は来ています」と元気よく答えるチャイナルちゃん。でも最近、つらいことがありました。1カ月前からお父さんがタイに出稼ぎに行ってしまったのです。
「お母さんは一人で畑仕事をしています。朝早く家を出て、帰ってくるのは夕方。私は学校から帰ったら弟の面倒を見ているの」
チャイナルちゃんは学校の図書館に来ては、一生懸命絵本の物語を覚えています。お母さんがいなくて泣きじゃくる弟におはなしをしてあげています。楽しみなのはお父さんからたまにかかってくる電話。
「電話ごしに覚えたおはなしをしてあげるの。お父さんは嬉しそう」
国境の町にあるこの小学校は4割の父母がタイに出稼ぎにでています。バラバラになってしまった家族の心のきずなを「本」がつないでいます。

「図書館活動は授業をもっと面白くしてくれる。
学校現場に活動の意義を伝えていきたい。」

カンパーン・タンスッカンさん(ラオス)

カンパーン・タンスッカンさんは、現在シャンティが移動図書館活動を行っているヴィエンチャン首都マイパックグム郡の郡教育事務所職員で、教員養成・研修を担当しています。
「生まれは農家で裕福ではありませんでしたが、両親は惜しまずに本を買ってくれました。移動図書館活動を見た時は感動しました。今後、図書館活動を取り入れた教員養成や授業の計画作りをしていきたいですね」。
子どもの頃からの夢だった教師として中学校で教鞭をとった後、ラオス国立大学のラオス語専攻で学び、2009年から同事務所で働いています。
2013年9月に実施した研修会では、カンパーンさん自身も子どもたちの前で読み聞かせに挑戦しました。「図書館活動は授業をもっと面白くしてくれる。学校現場に活動の意義を伝えていきたいです」。行政の立場から教員たちをサポートできることに、やりがいを感じていると語ってくれました。

シャンティは本を届けるために、そして子どもの教育のために活動しています

  • 日本からアジアの子どもに
    絵本を届ける活動をしています

    子どもの読む本が不足している地域へ、日本の絵本に現地語の訳文シールを貼って届けています。

  • 図書館をつくり、本を出版し、
    本に関わる人材も育成しています

    図書館の建設や運営、絵本や紙芝居の出版をしています。また施設や本が最大限有効に使われるため図書館員の育成研修会を行っています。

  • 学校がなかったり、教室が少ない
    地域で学校を作ってています

    何度も村の人たちや教育局と話し合いながら進めています。どんな学校を作り、子どもたちにどんな大人になってもらいたいか、とみんなで想像し、願いながら建設を行っています。

これまで30年以上の間で多くの子どもたちへ本と教育を届けてきました

  • 累計86万冊の絵本
    アジアの子どもたちへ
    提供しました

  • 図書館事業では、
    約67万人の人びとに
    読書の機会を提供しました

  • 累計300棟の小学校校舎を
    建設しました

「本の力」を「生きる力に」子どもたちの未来を拓くために絵本を贈ろう!

キャンペーン実施中!!

2014年
8/31まで

ミャンマーの子どもたちに6,400冊の絵本を届けよう!

ミャンマーでは長い紛争により多くの難民や国内避難民が今も貧しい生活を余儀なくされています。さらにミャンマーでは子ども用の絵本がほとんどありません。シャンティでは、 ミャンマーの子どもたちへの教育支援のひとつとして、 6,400冊の絵本をミャンマーで出版します。そのためにはみなさまのご協力が必要です。

ミャンマーの子どもたちに6,400冊の絵本を届けよう!

支援の方法など、詳しくは

「スラム出身の私でも、道は開ける」 オラタイさんは、タイのスラムからでシャンティの運営する図書館に通い、外交官にまで成長することができました。 オラタイ・プーンブンラープさん(タイ/35歳) スラムで苦しい生活をしていたオラタイさん タイの首都・バンコクにあるスアンプルースラムから外交官が誕生しました。オラタイさんは、5歳のころからシャンティが運営する図書館に通い始めました。母親が夜遅くまで惣菜を売り一家を支えていましたが、経済的に苦しい毎日でした。昼間は学校、夜は店や家事の手伝いと、眠る時間も5時間程度取れるか、取れないか。その合間に訪れる図書館が心のよりどころでした。 図書館にある、1万冊の本を読みました 辛い生活から一瞬でも離れられる、図書館での時間はあっという間に過ぎてしまいます。それでも気がついたら図書館の中にある絵本、小説、参考書など1万冊の本を端からすべて読んでしまいました。「図書館は私に可能性を与えてくれた」とオラタイさんは言います。 タイの国立大学を首席で入学、そして外交官へ その後、タイの東大といわれる国立チュラロンコーン大学の文学部に首席で入学、大学1年生で、タイ政府の外交官試験で突破しました。奨学金を受けながら大学を卒業し、その後、国費留学生として、モスクワの外交官養成大学に留学も果たしました。卒業後、外交官としてのキャリアをロシアでスタートさせたのです。「タイではロシアの専門家が少なく、スラム出身の私でも道が開けると思ったから」。現在では英語、フランス語、ロシア語が堪能です。2013年、タイ・ロシア外相会議の通訳(写真左がオラタイさん) 「スラムに住む子どもたちの力になりたい」 スアンプルースラムでは、オラタイさんのようになりたいと大学を目指す子どもたちが増えています。そして、子どもたちの姿は、周囲にいる家族や住民の希望となっています。オラタイさんも「スラムに住む子どもたちの力になりたい」という思いを常に抱いています。子どもたちは生まれる場所も家庭環境も、自分では選ぶことはできませんが、「教育の機会」、そして明日への「夢と希望」があれば、困難を克服し、自らの可能性を花開かせられることを痛感します。