八木澤前所長の後を引き継ぎ、5月1日からカンボジア所長に就任いたしました磯部正広(いそべまさひろ)です。
1992年から1996年まで、総務・経理担当としてカンボジア事務所に勤務していましたので、12年ぶりに戻ってきたことになります。出張では時々訪問していましたが、今回再赴任して2ヶ月ほど住んでみて、首都プノンペンや観光都市シェムリアップなど、都市の変化には目を見張るものがありました。高級車が走り回り、最新型の携帯電話が飛ぶように売れ、デパートはいつも賑わっています。しかし、一方で所得格差も広がり、プノンペンではスラムが生まれ、厳しい生活をする人もより増えてきています。
また、大きく変化したのはいわゆる「都市」だけで、カンボジア全体を見ると、以前とほとんど変わっていません。多くの人々は安定した収入を得られず貧しいままであり、子供が教育を受けられるための条件(学校校舎、教科書、先生の数など)も依然不足しているのが現状です。
でも、変わらないものがもう一つありました。それは活き活きとした目で絵本に食い入るように見入り、元気に遊びまわる子供たちの姿です。このカンボジアの子供たちすべてが良い環境で教育を受けることができるようになった時、本当のカンボジアの底力が発揮され、この国は再度生まれ変わるでしょう。それが信じられるので、私たちもカンボジアでの厳しいミッション(使命)をパッション(情熱)とドリーム(夢)で続けていくことができます。八木澤前所長の言われていた「ミパド」を確かに受け取り、今、実感しています。すばらしい職場の「仲間」たちとともにカンボジアの教育のため励んでいきます。どうぞよろしくお願いいたします。
磯部正広