SVAカンボジア事務所のドリームスクール事業では、学校校舎の建設と、井戸や貯水タンクなどの水支援とともに、トイレ4基をセットで学校に提供してきてます。また、それに伴うトイレの使い方講習会や衛生教育も行っています。カンボジアにおいて、農村部でのトイレの普及と衛生教育は小学校から行うことで体の弱い子どもを守り、村の中で知識が広がることを助けられると思ってます。
強い日差しの中、9人の作業者が砂を運び、教室の床面を均している。私が訪問した学校建設工事現場では、作業員の半数が30--40代の女性で、長袖のシャツを着て、帽子をかぶり、クロマーとよばれる万能手ぬぐいを頭からかけ、作業を進めていた。作業場から数十メートル離れたところにココナッツの葉で屋根と壁が作られた校舎から、子ども達の元気な声が聞こえてくる)。
今年から本格的に開始したSVAカンボジア事務所の「ドリーム・スクール」構想の対象のコンポントム州とシェムリアップ州の計12の小学校で、計画的な小学校の敷地内に環境整備と学校林のための植林が開始されました。今年、建設する小学校にすべて、木と花の苗が植えられています。
カンボジアの7月は、雨期の真っ最中。植林には、絶好の季節。熱帯のカンボジアでは、一度、花や木が根付いてしまえば生長が早く楽しみ。しかし、折角植えても、家畜に食べられてしまったり、水不足から枯れてしまうことも多い。木を植える場合には、家畜に食べられないように柵を作るのも大切。また、完全に根付くまでの水やりと手入れも大切。子どもたちの中に、まず花や木を愛する心を植えることが先決。各小学校での開校式には、今年植えられて木や花が大きくなるのが楽しみだ。
その1、移動図書館活動盛況
学校事業課は、年間に200日、学校建設が始まると一校につき20回、辺境の村々に調査や学校建設のための調整で村を訪れる。折角、村や学校を訪問するなら本に触れる機会の無い子どもたちや村人にと、移動図書館活動が今年、2月から開始。燃料費、人件費も増やさないで、子どもたちに本という一石二鳥の画期的試み。
3月28日、サンティピアップみやぎボランティア会のカンボジアにおける14校目の小学校建設の贈呈式が、グオン・シエム小学校で行われた。グオン・シエム小学校は、プノンペンから282キロのコンポントム州スタン郡コンポン・チン・トボン集合村に位置する。
贈呈式には、サンティピアップみやぎボランティア会、橘智法会長以下12名が日本から参加。そして、ナムトゥーン・コンポントム州知事以下、僧侶、州教育関係、郡、村の教育関係者、SVA関係者が参加。グオン・シエム村では、日本の国旗とカンボジアの国旗を手にして村総出の熱烈大歓迎。
今年の2月中旬から開始した学校建設チームによる辺境の村の小学校の子どもたちに対する移動図書館活動が、本格的な活動を開始した。学校建設チームは、年間200日以上もカンボジアの辺境の農村の小学校を訪問し、建設候補地の調査、村との連絡、調整、建設の監督等何かと辺境の村の小学校に入る機会が多い。そこで、その機会を利用して学校建設チームの車に移動本箱を常に載せて、移動図書館活動を開始することにした。
3月13日、コンポントム州プラサット・バラン郡パン・ニュム集合村スマオイン村に位置するスマオイン小学校の贈呈式が行われた。贈呈式には、日本からの支援者である「解脱会」の代表と会員、SVAカンボジア事務所、そして、コンポントム州、郡の教育関係者、村人が参加して盛大に行われた。
2月の上旬にコンポントムの山奥の村の小学校を学校建設事業課のスタッフと調査のために訪問した。その時に学校建設事業課は、年間200日も農村、僻地の学校を建設候補地 調査、建設の調整、監督等で訪問している話になった。その時小学校の訪問の際は、必ず移動図書箱を車に積んで、子どもたちに絵本や紙芝居を使い「おなはし」をして、さらに移動図書箱を使い移動図書館活動を始めようという話になった。担当は、運転 手さん。運転手のソカーさん、コルさん。運転手さんの休憩時間を使い移動図書館活動。
2月1日から3日間、カンボジアの中部コンポントム州で、コンポントム州とシェムリアップ州の2007年の小学校建設候補の12の村の小学校の校長先生、村長、県の教育局、郡の教育局の担当者とSVAのカンボジア事務所学校建設事業 課と図書館事業課が中心となり「夢の学校」(ドリーム・スクール)の構想に関しての研修会が開催されました。小学校の建設は、「村の20年、30年後を考えて計画する必要がある」と校舎、教室の位置、図書室、運動場、校庭、国旗掲揚塔、学校林の位置、遊び場、トイレ、井戸、校庭の芝の活用等のデザインが活発に話し合われました。
自画自賛になってしまいますが、以前コンポントムのある小学校がSVAではないところの支援で校舎を建設しましたが、そのすぐあとにSVAが支援して建てた隣の小学校の校舎を見て、「うちもSVAに建ててもらえば良かったなあ」と校長先生が大変残念がったそうです。また、何年か前にカンボジア政府教育省で学校建設についての会議があり、それぞれの団体、機関が自分たちの学校建設について発表したのですが、その折教育省の専門家からSVAの校舎は大変しっかりしていると、お褒めの言葉をいただいたことがありました。
12月1日、子どもたちと村人が待ちに待ったコンポントム州の2つの小学校、パンニュム小学校とトゥレン小学校の建設が始まりました。完成までの4ヶ月、現場を訪問する学校建設スタッフに同行して手束がその様子を報告いたします。