
2007年9月より「絵本を届ける運動」インターンとして活動中
SVAのインターンは楽しいです。事務所は毎日たくさんのボランティアさんと、お菓子たちで賑わっています。いろんな出会いが、いろんな発見が、いろんな学びがある場所です。自分がやれば、その分応えてくれるそんな場所です。
絵本日記ということで、インターンの私の立場からSVAの活動を紹介していきたいと思います。『インターンってどんなことするの?』『SVAってどんなところ?』などなど、興味がある方は、見てみてください。
今日でインターン最終日です。今まで、関わってきた全ての人に、「ありがとう」では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。
このインターンでは、本当に私のやりたいことをやらせてもらいました。私のインターンの目標は‘‘きっかけ作りをすること''。そのため、ワークショップに参加したい、自分自身がワークショップをやりたいと希望していました。
とはいっても、日々の事務所での作業は、絵本の発送と返本、ひたすら続く単純作業。それでもスタッフさんが時間を見つけては一緒に、ワークショップに連れて行ってくれたり、イベントに誘ってくれたりしました。
4月19日(土)に行われた、絵本作業日には、絵本ボランティアの方に、ミャンマー(ビルマ)難民事業でインターンをしていたときのことをお話しする機会がありました。ほとんどがはじめてのボランティアさんなのに、私がプレゼンテーションなんてしていいのだろうか、という不安もありましたが、30分にも及んだプレゼンを真剣に聞いてくれ、終わったあとには、「すごくよかったです」「私もインターンしたいな」「カレン民族って・・・」と声をかけてくれる方もいて、私のプレゼンが誰かのきっかけになるかもしれないことがとても嬉しかったです。
いつもお手紙をくれた方々、事務所で仲良くしてくれたボランティアの皆さん、どうもありがとうございました。皆様からの心遣いでいつも励まされ、こうしてインターンを8ヶ月間続けることが出来ました。
そしてスタッフの皆さん、優しくも厳しくも私に接してくれ、社会で働くことの楽しさ、厳しさを教えてくれてありがとうございました。
たくさんの出会いと学びに恵まれたSVAでのインターン、ここでの経験を糧に、これからさらに頑張っていきたい、成長していきたいと思います。将来はどのような仕事に就くかまだ分かりませんが、これからも大好きなアジアとそこに住む人々と、自分なりに関わっていきたいです。
絵本を届ける運動のインターンとして活動を始めて8ヶ月が経ちました。
私がSVAでインターンを始めようとしたきっかけ、それはとても単純なものでした。「学校で勉強している国際協力NGOについて現場で学びたい」、「カレン民族が好き」、この2点に合うという理由だけで、数ある国際協力NGO団体の中からSVAを選びました。そのため、SVAについては、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプでカレン民族に対しての活動を行っていることには興味があったものの、「絵本を届ける」という活動には正直あまりしっくりこないものがありました。というのも「日本で暮らしている私達が、海外の苦しんでいる人に対して、絵本というモノをあげる。」私がしていた解釈はこんなものだったので、両者の間には力関係が生まれているようで、とても嫌だなと、悩んでいたのを思い出します。
そんな時、元国内事業課長の関さんと絵本を届ける運動について話す機会がありました。「絵本は一つの媒体なのだよ。」その言葉を聞いたとき、ピンと何か感じるものがありました。以来8ヶ月の間インターンとして活動を続けてきた中で、やっとその意味が分かった気がします。絵本を作る作業を通して、私たち自身がアジアのことを知り、考え、そこに暮らす人々に想いを寄せる時間やきっかけをもらっているのでした。絵本の冊数も大切だけれども、私はその時間の方がもっと大切なことだと思います。また、現地に届けられる絵本はモノである以上に、たくさんの価値を含んでいるものであることも、実際に活動地の一つであるミャンマー(ビルマ)難民キャンプを訪れたことで、感じることが出来ました。
「共に生き、共に学ぶ」、私達と現地を、私達と現地の人々を繋いでくれる「架け橋としての絵本」、その架け橋が広がっていくことを願っています。
この間私は、SVAが行っている海外研修プログラムを通して、タイ北部、ビルマとの国境の町メーソットにあるミャンマー(ビルマ)難民事業所で1ヶ月間研修をさせて頂きました。研修中は難民キャンプを訪れる機会もあり、SVAの図書館も見学してきました。現地に行った私が、見て、感じて、考えたことをお伝えしたいと思います。
(写真1 キャンプ内のSVA図書館)
難民キャンプというと、どんなイメージを抱きますか?
私が、行く前に見ていた写真は、家が密集しているところばかり、一体どんな暮らしをしているのだろうと不安な気持ちになりました。しかし、来てみるとそこにはひとつの町があったのです。食べ物や雑貨を売っているお店、服やアクセサリーを売っているお店、食堂、学校、お寺や教会、映画館もあり、キャンプ内で一つの経済、社会が成り立っている、そんな場所でした。
(写真2 キャンプ内の映画館。前にTVがあり、VCDやDVDを選んでみんなで見るというスタイル)
(写真3 キャンプ内のお店)
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプにインターンに来て、一番変わったこと、それは難民に対するイメージです。
日本で聞く難民キャンプは暗い話ばかり、難民の写真は、生きる希望を失った人たちと説明がついた写真ばかりでした。確かに難民キャンプにはたくさんの問題があると思います。しかし、難民キャンプという場所でも人々は笑って、また忙しく今日を生きている、生活しているということを当たり前ながら初めて知ることが出来ました。
そんなキャンプで子どもたちは、タックローというタイのボール遊びをしたり、凧揚げをしたりしています。また試験が近いからとお寺で勉強をしている子もいます。私の小さい頃と変わらない風景に懐かしさを覚えました。
(写真4 凧揚げをしている子ども)
(写真5 けんけんぱをして遊びました)
今日は、カレンの伝統文化教室に行って先生や生徒のみんなと話をしてきました。まず驚いたことは、伝統文化教室の先生が17歳の少年少女であったことです。また、生徒の多くが小学生くらいにも関わらず、とても意識が高いことです。
彼らは難民キャンプにおいて伝統文化が置かれている状況や問題点をきちんと把握していて、私に教えてくれました。14歳の子が「伝統文化を失ったらどうやって生きていくの?僕は大人たちに、友だちに、先生たちに言いたいんだ」と強く語ってくれたことはとても印象に残っています。自分のまわりで起きていることに正面から向き合っている人、何かに向かって頑張っている人というのはすごくかっこいいなと思います。私は心から彼らを尊敬しています。
(写真6 伝統文化教室の先生たちと)
(写真7 伝統文化教室の生徒たちと)
むかしむかし、一つの木があった
ある日、大雨がふったため、木は二つにわれてしまった
川の中で、一つのかけらはこっちがわに
もう一つのかけらはあっちがわに流れていった
そのあと、それぞれにきれいな花がさいた
この日、私はカレン民族の伝統文化教室の先生に、カレンの詩を教えてもらいました。「もともと一つだった木が、二つに割れ、それぞれにきれいな花が咲いた」これは、カレン民族の2大グループ、ポー・カレンとスゴー・カレンを表しているそうです。一般的に、ポー・カレンは仏教徒が多く、スゴー・カレンはキリスト教徒が多いと言われています。また、ビルマ軍と戦っているキリスト教徒系のカレンと、ビルマ軍と停戦合意した仏教系のカレンと分けられることもあります。
しかし、この先生は、カレンを分けてほしくないと言います。
「もともとは同じカレン民族、二つに分かれたけれども、それぞれにきれいな花が咲いている。ポー・カレンでもスゴー・カレンでもいいじゃない。キリスト教徒でも仏教徒でもいいじゃない。認め合って、みんなで一緒に生きたい、みんなで平和になりたい。」と語ってくれました。そして「これはカレンだけではなく、みんなに言えること、同じ人間なんだから。」と付け加えてくれました。
私はこの詩を聞いてとても感動しました。みんな同じ人間、それぞれにきれいな花が咲いているけれど、それを認め合って、一緒に生きていきたい。そう思います。
(写真8 カレン民族のダンス。鳥肌が立つほど素晴らしいものでした。)
難民キャンプに通って何日か経ち、顔見知りの子どもや、図書館員が出来てきました。
‘‘のろえ''と私のカレン語のあだ名を呼んでくれる子、私にカレン語の絵本の読み聞かせをしてくれる子、一緒にカレンの遊びをした子。インタビューですっかり話し込んでしまったお母さんや、カレン語を教えてくれたスタッフ、日が経つごとに難民の人との距離が縮まっている気がします。
難民というと、私は彼らの姿を思い出します。私にとって彼らは、難民というより友達です。
(写真9 一緒に遊んだ子どもたちと)
(写真10 キャンプスタッフのジュリアと。お姉ちゃんのような存在です。)
難民キャンプの最終日。お別れに、と仲がよかった難民キャンプのスタッフが、2枚の絵をくれました。
1枚はカレンの豊かな生活が描かれている絵。きれいな色を使って描かれた自然や、人々の優しい顔から、カレンの生活の豊かさがよく伝わってくる絵でした。
そして2枚目は、ビルマで暮らしていた時、村が焼き討ちにされ、人々が逃げている様子が描かれている絵でした。私はこの絵を見た瞬間、ハッっと気がつきました。これが彼らの背景であり、忘れちゃいけない現実なのだということを。
(写真11・12 2枚ともキャンプの人が描いた絵です。)
今日はING生命のみなさんが絵本を届ける運動に参加してくださいました。金曜日の夜という貴重な時間の中での活動でしたが、たくさんの社員さんが集まってくださり、カンボジアについて一緒に学び、そのあと、絵本作りをしました。
私は、絵本を届けている国について知ってもらえたらと思い、「カンボジアってどんな国?」「なんでカンボジアに絵本を送るの?」というクイズ形式のワークショップを行いました。数字を使った問題は、少し難しかったのですが、答えと共に説明をすると、「えぇー!」「うそー!」という声が聞こえました。私自身もカンボジアのことをまだまだ知らないため、クイズを担当しながらも一緒に学ぶことができて良かったです。
また、本物の地雷も紹介し、実際にみなさんに触ってみてもらいました。爆発したあとの破片となった地雷。この地雷で誰かが犠牲になったのだと思うと、とても恐ろしくなんとも言えない気持ちになりました。人が人を苦しめるものをつくっている。それを見て触って学んでいる立場にある私は何者なのだろうと考えてしまいました。
今回のワークショップはクイズの内容が難しかったこともあり、答えがすぐに上がるような雰囲気ではなかったのですが、社員の皆さんが非常に真剣な顔で考え、理解してくれているように感じました。
ING生命の担当の方には、「普段は一緒に仕事をしていない色々な部署の社員が集まって一緒に作業できたことで、これを機に今後も交流が続くことを願っている。絵本の活動をこれからも続けたい」おっしゃって頂きました。
ボーイスカウト府中1団カブ隊の「国際」という学習活動の時間を借りて、「絵本作り」に参加して頂きました。「ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの友達に絵本を送ろう!」ということで、ミャンマー(ビルマ)という国や、そこに住む人々、SVAの活動について簡単なワークショップを行ったあと、実際に絵本作りを体験してもらいました。
最初は、カレン民族クイズ。ミャンマー難民キャンプに住むカレン民族のことを少しでも知ってもらえたらいいな、好きになってもらえたらいいなと思い、パワーポイントで写真を使いながら行いました。子どもたちはみんな元気でハイ!ハイ!と手を挙げてくれたり、正解すると喜んでくれたり、選択肢に笑ってくれたり、途中で質問してくれたりと、素直に反応してくれたのでとても進めやすかったです。
(写真1 カレン民族クイズ)
その後は、「ゼラルダと人喰い鬼」(評論社)をビルマ語と日本語で読み聞かせ。子どもたちはビルマ語の聞きなれない音にびっくりしながらも、真剣に耳をすませていました。そのあとの日本語の読み聞かせでストーリーがわかると、みんな絵本に釘づけになり、目をキラキラさせながらお話に聞き入っていました。
(写真2 ビルマ語の読み聞かせ)
なんだかカレン民族との距離が縮まったところで、いよいよ絵本作り。最初は「カンタン!」と言っていた子も、いざハサミを握るとその目は真剣そのもの。シールのまわりの黒い線を残さないように慎重に慎重に切る子、貼る場所を何回も確認する子など、この本を読むカレン民族の子のことを考えながら、みんな丁寧に貼ってくれました。保護者の方やボーイ隊のお兄さんたちもたくさん手伝ってくれました。
(写真3 緊張してハサミをにぎる)
(写真4 貼るときもドキドキ)
最後に自分の名前をカレン語で書くところでは、カレン語のあいうえお表を確認しながら他の紙に何回も練習する子、これで読めるかな?と確認する子、鉛筆で書いてから、もしかしたら薄くなって消えちゃうかもしれないからとその上からボールペンでなぞる子など、みんな一生懸命書いてくれました。
終わった後、「もっとやりたい!面白かった!」と言ってくれた子や、「子どもと一緒にはまっちゃいました」と言ってくれたご家族の方々もいました。
最後にビルマの遊びを教えてもらいました。2人組みになって、しゃがんだ姿勢で右、左とジャンプしながらどっちが長く続くかという体力勝負の遊び。私も子どもに混ざって遊びましたが、さすがに疲れました。子どもたちはこの遊びが気に入ったみたいで、終わった後も各自で遊んでいました。
(写真5 落ち葉のひらひらする中で)
今回の絵本作りを通して、子どもたちは会ったこともないカレン民族の人たちのことを考えたり、意識したりする貴重な時間になったと思います。軍事政権や難民キャンプの話は少し難しかったかもしれないけど、今日の体験が子どもたちにとって何かのきっかけとなれば嬉しいです。
また、私自身も今日の活動を通して、子どもたちから学ばせてもらったことがたくさんありました。大人になると、物事に対して先入観やイメージを持つようになりがちですが、子どもは良い意味でなにも考えず、素直に、一人の人間として、友達として人と接することができます。以前の私を振り返ってみると、知らないがために偏ったイメージを持ってしまうことが多くありました。この活動を通して改めて大切なことに気がつくことができました。
今日は、私が一番大好きな仕事、返本作業を紹介しました。その名の通り、絵本を届ける運動の参加者の方から、完成した絵本が東京事務所に届いた時に行う作業です。主に絵本のタイトルのチェックやお礼の葉書を書きます。
この作業、何が楽しいのかというと、いろいろな人に出会えること。絵本が入った封筒やダンボールを開ける時のわくわく感がたまりません。封筒の中には絵本と一緒に、その人の気持ちがたくさん詰って届いてきます。付箋にひとこと書いてくれる人、長いお手紙を書いてくれる人、写真や絵、折り紙を入れてくれる人。やっぱりそういうのはすごく嬉しくて、どんなものが入っていたかはよく話題に上がります。他にも包み方、訳文シールの貼り方、プリントをまとめてくれるとことなどから、会ったこともない作ってくれた人のことを想像します。そうしているうちに、どんな人が作ってくれたのか、どんな気持ちで作ってくれたのか少し分かる気がします。だから私にとっては、この作業というのは全国の人と繋がっていることを実感できる、"communication"をとることができる素敵な時間なのです。
その分、いつも返却葉書を書くときは、なんて書こうかな?って迷います。この葉書を読むとき、どんな気持ちになるかなとか考えたり、一人一人微妙に文章を変えてみたりします。この作業をしていると心が優しくなる気がします。
今日は、いつも通りの絵本を届ける運動のお仕事ではなく、「チャリティーカット?カンボジアに学校を建てよう?」というイベントのお手伝いに行きました。西菅平公園で行われたフリーマーケットのメインステージで、美容師さんたちがその名の通り、チャリティーでヘアカットをするのです。お客さんは「料金」を払わない代わりに、1000円以上の「募金」をします。当日はお天気にも恵まれて、小さな子どもからご年配の方までたくさんの方が参加してくれました。この活動は美容師を中心に行われていて、美容師としてできることは何か?と、自分たちの力を再確認しようという気持ちから始まったそうです。NGOや政府機関に入って何か活動するというわけでなくても、一人の人間として自分たちにできることをする、自分たちでアクションを起こしていくことって素敵だなと感じました。
絵本インターンの仕事、そのほとんどが絵本を届ける運動の参加者への絵本セット発送作業です。発送作業、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか?包んで、住所書いて・・・もちろんそれもあります。でもSVAの発送作業はもっとアクティブです。まずSVAの建物の構造として、絵本などが置いてある倉庫が1階、私たちが作業する国内事業課が2階、そして海外事業課が3階にあります。
発送作業は1階倉庫での絵本集めと訳文シール集めから始まります。日にもよりますが、1回に30冊くらい、多いときは100冊超える本を集めていきます。絵本と訳文シールを集めるのに倉庫の中を行ったり来たり、地味にいい運動です。そして全部集め終わったら、今度は2階の事務所まで絵本を運びます。もちろんエレベーターはないので階段です。本って結構重いんですよね。階段を登って、降りて、登って、降りてを何回か繰り返すと、痩せるどころか、筋肉がついてく気がします。笑