2007年4月2日付
3月25日の発災から一週間が経過した被災地では、余震発生が減少しつつあるものの、未だ1000名もの人たちが避難所生活を余儀なくされています。SVAもSVA災害支援サポーター及び全国曹洞宗青年会等と連携をとりながら被災者救援への取り組みを開始しました。
全壊316、半壊357、一部損壊1,619、非住家被害610
・七尾市 自主避難1人、避難所数1カ所
・輪島市 避難勧告9人(3/26 14:10勧告、4/1 15:50解除)31日17:12勧告)、自主避難804人、避難所数20カ所
・志賀町 自主避難65人、避難所数4カ所
・穴水町 自主避難56人、避難所数2カ所(4/1 15:00避難所3箇所を2箇所に変更)
・合計 避難勧告9人、自主避難926人、 避難所数27カ所
http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/isikawa/taio/gaikyouzu.htm(国土地理院)
被災規模的には輪島市門前が著しく、メディア、ボランティアとも同地区に集中している模様。一方で穴水や滋賀、七尾などには人手が不足している状況も伺えます。広域支援組織による情報統制がより求められるところです。
穴水、輪島、門前を中心に地元社会福祉協議会が受け皿となって災害救援ボランティアセンターが立ち上げられ、各地で救援活動が始まっています。ここ数日間の間、体制が整いきれない中で全国から駆けつけるボランティアの対応に追われる日々が続いていましたが、先週週末から順次改善が図られつつあるようです。ただし4月1日時点では、いずれのボランティアセンターでも受身的なニーズ対応しか行えておらず、声として届かない要配慮者への対応、特に避難所に来れない独居世帯、高齢者世帯への声がけ(戸別訪問)などが早急な課題となってくると思われます。今週以降、より細やかな対応がなされていくことが期待されるところです。
1週間が経過した今、被災された方々のストレスもピークに達しつつあり、体調不良を訴える高齢者の方も増えている様子です。当面は、一時的でもそれらの症状を緩和するプログラム、被災された方に寄り添った活動が必要となると思われます。
SVAからは、28日に緊急救援対応の職員一名(木村万里子)を現地派遣しています。発災直後から各ネットワーク関係者(東京災害ボランティアネットワーク、全国社会福祉協議会及び県外の経験地のある社会福祉協議会、中央共同募金会、日本経団連1%クラブ、JP.com、コラボねっと、日本NPOセンター、レスキューストックヤード等)とも連絡調整を行ってきた結果、現在輪島市に設置された「輪島市災害ボランティアセンター」にて本部の運営サポートを続けています。
また、時を同じくして現地入りしている全国曹洞宗青年会とも連携をはかり、輪島市及び門前町のボランティアセンター関係者との協働による救援活動がなされていくよう、調整を行っています。
4月2日には、SVA災害支援サポーター4名が新たに現地入りし、先に活動にあたっているチームと合流を行っています。全国曹洞宗青年会では、同日15時からは「輪島市災害対策ボランティア現地本部(旧門前町)」と協働し、行茶隊(お茶とお菓子の炊き出し)を開始しました。単に炊き出しを行うことに留まらず、要配慮者世帯への戸別訪問などを行っていくきっかけとして、この活動を展開していくことを検討中です。
また中長期的な支えを視野に入れ、地元僧侶の方たちとも今後の支援のあり方について模索しはじめるとともに、各関係者と調整をはかりつつ当面の支えを継続していく予定です。
■能登半島地震救援活動に関するお問い合わせは、関、木村まで。
SVA東京事務所 TEL 03-5360-1233