2007年4月17日(火)
地震発生(3月25日)から3週間が経過した被災地では、家屋解体や瓦礫(がれき)撤去、地震で使えなくなってしまった家財道具などの処理が一部地域を除き一段落しました。一方、長引く避難所生活や今後の生活再建などの不安やストレスに対するケアが必要とされ始めています。中期的な被災者支援・地域の復興を見据えて、SVAはSVA災害支援サポーター及び全国曹洞宗青年会等と連携をはかりながら、被災者支援活動を継続しています。
(家屋被害)全壊573、半壊1,023、一部損壊9,099、 非住家被害3,059
(人的被害)死者1、重傷者26、軽傷者283
輪島市 自主避難221人、避難所数8カ所
志賀町 自主避難18人、避難所数2カ所
穴水町 自主避難56人、避難所数3カ所
計 自主避難295人、 避難所数13カ所
ピーク 避難勧告13人(3/31)、自主避難2,624人(3/26)、避難所数47カ所(3/26)
※金沢市、小松市、七尾市、珠洲市、加賀市、羽咋市、かほく市、白山市、能美市、川北町、野々市町、津幡町、内灘町、宝達志水町、中能登町、能登町の16市町では、避難者は発生していません。
打撃を受けた公共交通も整備が進み、能登有料道路の一部区間を除いてはほぼ正常に戻っています。しかし他方、山間の被災地域では生活道路の復旧工事が進まず、避難所から自宅へ片付けに戻るために迂回しなければならない状況もまだあります。
発災数日後から、被災地3ヶ所(穴水、輪島、門前)にそれぞれボランティアセンターが設置され、県外・県内からのボランティアを受け入れ、被災者の支援ニーズとの調整が図られています。
一部地域を除き、災害ゴミ(倒壊した瓦や家財道具)の処理や部屋の掃除など早急に対処が必要とされる被災者からの要望は一段落した様子です。一方、片付け作業や避難所生活での肉体的・精神的疲労やストレス、不安を抱えた被災者に対し、長期的な生活再建支援を勘案した支援が必要とされています。
ただし、同じ「被災者」と言っても、年齢、性別、被災状況(家屋倒壊レベル)や同居家族の有無などの違いにより、抱えている問題・予想される課題が異なってくるため、それぞれに対して個別の決め細やかな対応や配慮が、支援活動の際に欠かせない要素になってくると思われます。
また新しい季節を迎えた被災地では、全国の方からの応援メッセージが書かれた桜の花びらをかたどったカードが、地域ボランティアによって小学校の体育館や教室に飾られ、新入生を迎えることができました。このように、各地からの応援の輪が、徐々に地元地域団体を動かし、様々な支援活動に発展していきます。
SVAは引き続き、輪島市(旧輪島地区および旧門前地区)にて、職員1名(木村万里子)を現地派遣し、支援活動を行っています。
現在は旧輪島地区にある、「輪島市災害ボランティアセンター輪島」にて、
本部の運営支援や、地域団体と連携して被災者支援プログラム作り、イベントの準備・実施などを行っています。
また同時に、旧門前地区で活動をしているSVA災害サポーター及び全国曹洞宗青年会と連携をとり、「輪島市災害ボランティアセンター門前」を通じた被災者支援活動や、行茶(ぎょうちゃ/避難所にいる被災者へ、お茶とお菓子を持参して訪問する活動)のサポートを行っています。
特に行茶は、継続的に同じ避難所を訪問しているせいか、お茶の時間を楽しみにしている被災者の方々も多く、徐々に心を開いて本音をお話して下さる方もいらっしゃいます。被災された方々の心に寄り添いながら、聞き取った要望をボランティアセンターに情報提供をし、次の被災者支援に繋げていく、という重要な役割を担っている活動でもあります。
※被災地におけるボランティア活動を希望される方は、必ず事前に各ボランティアセンターへお問い合わせの上、必要性の有無などをご確認下さい。
TEL 03-5360-1233