2007年4月26日(木)
地震発生(3月25日)から1ケ月という節目を迎えた被災地では、ボランティアセンター主催の被災者向けイベント開催や、ゴールデンウィーク中の仮設住宅引越しに向けた準備など、ストレスケアや今後の生活再建に向けた取り組みが始められています。もともとあった地域のチカラを引き出し、1日でも早く住民の笑顔と活気ある能登を取り戻すべく、SVAはSVA災害サポーター及び全国曹洞宗青年会等と連携をはかりながら、被災者支援活動を継続しています。
(家屋被害)全壊590、半壊1,167、一部損壊10,122、非住家被害3,334
(人的被害)死者1人、重傷者26人、軽傷者292人
輪島市 自主避難200人、避難所数6ヶ所
志賀町 自主避難11人、避難所数1ヶ所
穴水町 自主避難47人、避難所数3ヶ所
ピーク 避難勧告13人(3/31)、自主避難2,624人(3/26)、避難所数47ヶ所(3/26)
被災者生活再建支援法が適用されて(4/2)、相談窓口が設置される(4/7?)
局地激甚災害の指定(4/20) 七尾市・輪島市・珠洲市・志賀町・穴水町・能登町の3市3町が指定を受ける
4/24 石川県は現地災害対策本部を撤収(合同会議解散)
4/25 10:00 石川県能登半島地震復旧・復興本部を設置
以上の動きから、現地では緊急から復興の段階に移行したと思われます。
被害の大きかった地区と軽微な被害だった地区とで、緊急から復旧に移行するタイミングが多少異なっています。
被災地3ヶ所のボランティアセンター(穴水、輪島、門前)では、お互いの地域が抱えている問題やそれへの取り組みに関して、随時情報交換をしながら、より効果的な被災者支援を行っています。
山間部などの一部地域では、未だ行政やボランティアの支援が行き届いていない場所があったり、表に出てこない被災者の声を拾いきれていないなど、目に見えない課題もまだまだたくさんある状況です。むしろ片付けなどのニーズ対応が一段落した今だからこそ、中長期的な視野をもった被災者支援に取り組む必要があると言えるでしょう。
現地では桜も散り始め、日中は大分暖かくなってきました。田植えや野菜の種付けなどが行われる時期ですが、被災地の被害状況や、被災者の気力の問題などから例年のようにはいかないかもしれません。旧輪島地区では4月上旬に予定されていた曳山祭も中止されてしまいました。
その一方で、地域住民の中から、自分たちの地域の問題に主体的に取り組む動きも出てきています。もともとあった地域団体(青年会議所、商工会議所、ボランティアグループなど)が、各団体独自の活動やネットワークを活かし、震災前から行っていた活動に、被災者支援の視点をプラスすることで、新たな活動を展開しています。
SVAは、再度職員1名(木村万里子)を現地派遣し、輪島市(旧輪島地区および旧門前地区)にて支援活動を継続しています。
現在は旧輪島地区にある、「輪島市災害ボランティアセンター輪島」にて、
本部の運営支援に加え、他センター(門前・穴水)との連携や、ボランティアセンター主催の被災者向けイベントの準備・実施をする地域団体のサポートなどを行っています。
また同時に、旧門前地区で活動をしているSVA災害サポーター及び全国曹洞宗青年会と連携をとり、「輪島市災害ボランティアセンター門前」を通じた被災者支援活動や、行茶(ぎょうちゃ/避難所にいる被災者へ、お茶とお菓子を持参して訪問する活動)のサポートを行っています。
行茶の活動は、避難所が閉鎖され仮設住宅に移行した後も、継続する予定です。今後は自宅に戻られた方々や今まで訪問していない地区も対象に、民生委員さんとも連携を取りながら、引き続き被災者の心に寄り添う息の長い活動へと発展していきます。
※被災地におけるボランティア活動を希望される方は、必ず事前に各ボランティアセンターへお問い合わせの上、必要性の有無などをご確認下さい。
TEL 03-5360-1233