SVA 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会

English Pages

HOME > SVA緊急救援事業 > 新潟県中越沖地震 > 活動報告(2)----2007年9月7日
新潟県中越沖地震

活動報告(2)----2007年9月7日


  柏崎市内に建設された仮設住宅の様子

 発災から約1ヵ月半が過ぎ、被災地では夏休みの終わりとともに、復旧・復興段階へと入りました。お盆前後には仮設住宅への引越しも始まり、被災者の方々は新たな生活への第一歩を踏み始めました。
 しかし、その一方で、仮設住宅の抽選にもれたため再申請をする人や、家は大丈夫なものの怖くて家で眠れない人たちは一時的に避難所での生活を継続されています(8月末現在)。
 同じ被災地といっても、このように状況が様々であるため、支援活動も個々の状況にあわせた決め細やかな対応が必要です。
 また同時に、被災者の生活再建や被災地の地域復興が始まるこの大切な時期においては、「地元のパワー」が復興の鍵になります。そこで、SVAは8月末より、仮設住宅の集会所でも「行茶(ぎょうちゃ)活動」(※)を開始しました。これは、異なる地域から同じ仮設住宅に縁あって入られた方々がお互いに顔見知りになるきっかけをつくり、コミュニティの形成を促す役割を果たす活動でもあります。
 そして、行茶活動と並行して、柏崎市災害ボランティアセンターの被災地支援活動も継続してサポートしています。以下に、個々の支援活動についてご紹介します。

本報告の印刷用データ(PDF)

(※)「行茶活動」とは、寺院で行われている喫茶の行事をヒントに始められたもので、「避難所や仮設住宅の被災者にお茶とお菓子をふるまい、お話を聞かせて頂きながら被災者の心に寄り添う」支援活動です。この行茶活動を通じて、聞き取った被災者の声(要望や不満など)はボランティアセンターに報告し、関係各所に対応をお願いすることにより、次の支援につなげる、という重要な役割も果たしています。

SVA及び関係団体の取り組み

1.仮設住宅での行茶活動 (曹洞宗、東北福祉大生、地元ボランティアとの協働)

niigata20070907-2.jpg

SVAが調整役を担いながら柏崎市災害ボランティアセンターとの連携のもと、地元新潟県を中心とした青年僧侶、東北福祉大生等が避難所での寄り添いを続けました(8月末まで)。現在では、行茶活動を通した仮設住宅住民のコミュニティ形成の効果・成果への期待から、市災害ボランティアセンター関係者とともに一般ボランティアに参加して頂き、地元ボランティアにもご一緒いただける機会づくりを進めていけるようSVAは調整を行っています。仮設住宅での生活は、避難所での生活と違ってプライバシーが保たれる反面、つい閉じこもりがちになってしまいます。仮設住宅の集会所で行われるお茶会は、そういった方々が外へ出て、今まで面識のなかったお隣さんとも知り合うきっかけにもなっています。また、支援物資としてボランティアセンターに提供されていた食器類を、お茶会の時に配布するなど、生活支援としての役割も担っています。

2.柏崎市災害ボランティアセンターの運営支援

仮設住宅周辺マップ(お店情報など満載)

引き続きSVAでは、常時1名のスタッフを柏崎市災害ボランティアセンターへ派遣し、運営面での支援を行うとともに、行茶活動等との相互連携が進められるよう調整を図っています。また、被災者の生活再建や地域復興に必要な支援活動のサポートも行っています。

(1)仮設住宅周辺マップの作成と配布
 仮設住宅は地域と数に限りがあるため、希望していた地域の仮設住宅に入居することができない被災者もたくさんいます。住み慣れない土地で、ご近所さんと離れ1人で新しい生活を始めなければならない高齢者も多くいます。そういった方たちが、スムーズに新生活をスタートさせ、早く新しい地域にとけこめる様にと、ボランティアセンターでは、仮設住宅の周辺のお店や住民の方々にインタビューしながら情報を集め、写真のような手書きの地図を作りました。この地図は随時、仮設住宅の住民の方々に配布されています。

花火に興じる子どもたち

(2)被災地を元気づけるイベント--「柏崎子どもわくわく夏まつり」
 地震のせいで楽しみにしていた夏休みが台無しになってしまった子どもたちを元気づけようと、8月最後の土曜日に、地元小学校PTAの協力のもと、子ども向けのイベントを行いました。地元グループによる太鼓の演奏から始まり、屋内では寸劇やピアノ演奏、屋外ではみんなが参加できるシャボン玉やバルーンアート、お好み焼きなどの屋台もあり、大賑わいでした。そして最後は、花火大会。数百人を越える子どもや大人が一斉に手持ち花火を楽しんだり、大きな打ち上げ花火を眺めたり。子どもたちは大いにはしゃぎ、楽しい夏休みの思い出ができ、新たな気持ちで新学期を迎えました。

SVAは、9月中旬までを目処とし、以上のような活動を通じ、地元市民、コミュニティが中心となった支え合いの仕組みづくりに一助していきたいと考えています。

 

◆被災地におけるボランティア活動を希望される方は、必ず事前に各市町村ボランティアセンターへお問い合わせの上、必要性の有無などをご確認ください。

■新潟県中越沖地震救援活動に関するお問い合わせは、下記まで
(社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)東京事務所 緊急救援担当
〒160-0015 東京都新宿区大京町31慈母会館2・3F
TEL:03-5360-1233  FAX:03-5360-1220  URL:http://www.sva.or.jp/ E-mail:eru@sva.or.jp


Syndicate this site (XML) メルマガ登録