ポー君は21歳、ヴィエンチャンにあるラオス国立大学教育学部社会学科の3年生。今年SVAが募集した『Youth Volunteer』の一員として活動に参加しています。8月29日、30日の両日、近郊の村でおこなわれたキャンプにも参加しました。
「私は、ラオス北部・ルアンナムター県の田舎の町に生まれ、この町の高校を卒業しました。県には5つの郡がありますが、高校は各郡に一つづつしかありません。そのため生徒の多くは学校の近くに下宿したり、親戚の家から学校に通っていました。生徒は300人くらいでしたが、先生は9人で、一人の先生が多くの教科を教えていました。一クラスは40?50人で充分な内容の授業ではなかったと感じています」
「国の奨学金で大学に入ることができました。私と同期で大学に入ったのはこの高校からは5人でしたが、私以外の4人はルアンプラバーンの大学に行きました。私も初めはルアンパバーンの大学で経営学を勉強することになっていて、父親も経済や経営を勉強したほうがいいと言っていましたが、どうしても教師になりたくて今のところに変更しました。今、大学構内の先生の家に下宿しています」
「大学の政治学科には30人の同級生がいますが、卒業したらビジネスマンになりたいというのが大部分で、後は軍人希望です。私のように教師になりたいというのは2?3人です。教師なら、高校でも小学校でもかまいません。自分の生まれた地域ではモン族、イゴー族、タイダム族などの子どもたちもたくさんいましたが、教育環境は整っていませんでした。学校に2?3時間かけて通う子どももたくさんいます。子どもたち、特に田舎の子どもたちの力になりたいのです。子どもたちは未来を作る大事な存在なのですから」
「SVAの『Youth Volunteer』募集の案内は新聞で見ました。このような機会は他にありませんから、子どもたちへの手伝いができると知って応募しました。
先日のターカイ村のキャンプは楽しかったです。ビエンチャンから70キロくらい離れた20軒位の小さな村でしたが、そこにホームステイしました。
絵を描いたり、読み聞かせをしたり、キャンプファィヤをして40人くらいの子どもたちと楽しく過ごしました。ボランティアも20人くらい参加しましたが、みんなラオスの各地からきているので、少しづつ言葉や、考え方もちがっていて面白い体験でした」
「毎週土曜日、他に1、2日、SVAの子ども図書館にきて子どもたちと過ごしています」
全員集合』写真の最前列、右端でしゃがんでいるのがポー君
どこでも図書館
お寺を借りて
インタビュー:ラオス事務所 高橋 久夫