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特集

「もっと本が欲しい。未来を明るくしてくれるから」 子どもたちにこれからも本を届けていくためにアフガニスタンの教育支援にご協力をお願いします。

約30年にわたって紛争が続くアフガニスタン。 今も子どもたちの約半数が小学校に通えず、 文字の読み書きができる人は4人に1人にとどまります。 シャンティは2003年から、アフガニスタンの学校で図書室をつくり、 アフガニスタンのおはなしから絵本や紙芝居をつくってきました。 学校図書室に通う子どもたちはこう話します。 「図書室に通うようになってから、 上手に読んだり書いたりできるようになったの」 「本はいい先生です」 「もっと本がほしい。未来を明るくしてくれるから」 子どもたちはアフガニスタンの未来の宝物。 子どもたちへの教育がアフガニスタンの 平和な未来につながると、私たちは信じています。

わたしの好きな絵本〜アフガニスタンの子どもたちから〜

シャンティはアフガニスタンのおはなしをもとにオリジナルの絵本や紙芝居を出版しています。 また、日本語の絵本に現地語の訳を貼り付けた絵本をアフガニスタンに届けています。

【目の見えないお母さん】を読んだファリダちゃん

ジャララバード市のビビ・ザイナブ小学校に通うファリダちゃん。
お父さんは戦争で亡くなり、お母さんが仕立屋をしながら生計を立てています。
ファリダちゃんは最近、「目の見えないお母さん」の読み聞かせで、
思わず泣き出してしまいました。
「このお母さんは私のお母さんみたい。私のお母さんも
とても大変な生活を送っている。私のためにがんばっている。
このお話を読んで、お母さんはすごい、尊敬しようと思いました。
お母さんのこと、もっと大切にしたいです」

  • 『目の見えないお母さん』(シャンティオリジナル)
  • 出版元: シャンティ国際ボランティア会
  • 作:シャンティ図書館事業課長のハニフさん
  • 絵:ハミッド・マヒールさん

▶この本を読んでみる(日本語訳)

【ぼくはあるいた まっすぐ まっすぐ】を読んだナスィールくん

ナスィールくんは現在6歳。
いつも図書館で絵本を借りては家に持ち帰り、兄弟姉妹と見せっこをしています。
新聞やリーフレットでおもしろい絵を見つけては、
絵をもとにお話をつくって周りの大人に披露することも。
『ぼくはあるいた、まっすぐまっすぐ』が大好き。
主人公の男の子は僕と同じくらい小さいけれど、どこにでも歩いていく。
どんどん進んでおばあちゃんの家にたどりつく。
僕も、どこにだって行けそうな気がしてくるんだ」

  • 『ぼくはあるいた まっすぐ まっすぐ』
  • 作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
  • 文:坪井 郁美
  • 絵: 林 明子
  • 出版社: ペンギン社
  • この本はシャンティの「絵本を届ける運動」によって届けられました。

▶「絵本を届ける運動」について詳しく見る

【ライラとグルラング】を読んだナジアちゃん

「いつも弟と、ちょっとしたことでけんかばかりしていました」
というナジアちゃん。
そんな彼女が図書館で出会ったのが『ライラとグルラング』。
「この本を読んで、弟とけんかするのではなく、
弟を大切にかわいがらなければと思いました。
この本を借りて家で弟に見せたら、弟は笑って言いました。
『じゃあこれからは、僕とお姉ちゃんは仲良しのきょうだいだね』って。
それからはけんかもしなくなって、今はおたがいとっても仲良しです。
将来は、いい先生になれたらいいな」

  • 『ライラとグルラング』
  • 出版元: シャンティ国際ボランティア会
  • アフガニスタンの民話
  • 絵:サフィウッラー・サブハニさん

▶この本を読んでみる(日本語訳)

ほかの絵本も見てみる

シャンティ国際ボランティア会は2003年より、アフガニスタン国内で、学校建設と図書館活動、絵本・紙芝居出版を中心とした 教育支援事業を実施しています。

  • 支援した学校数  34棟300教室
  • 設置した図書室  94室
  • 出版した絵本・紙芝居 91タイトル

アフガニスタンでは

 
  • 普通学校約13,000校のうち50%にしか校舎がありません。
  • 図書室が設置されているのはそのうち約10%にとどまります。
  • 15歳以上の成年識字率は約26%といわれています。

アフガニスタンの子どもたちのために、ぜひご支援ください。

たとえば、、、

約166円で1冊の絵本を子どもたちに贈ることができます。(再版の場合)

1日あたり200円の支援1年分で、学校図書室に本棚5つと250冊の本を贈ることができます。

ご寄付は1口1,000円~お選びいただけます。
シャンティ国際ボランティア会は公益財団法人のため、税制上の優遇措置(寄付金控除)が受けられます。

図書館員・フェリシタさんからのメッセージ

「すべてのおはなしには、愛や尊敬、思いやりの大切さといった
メッセージが込められています。
自爆攻撃や戦闘は悪いことだと、家族を失ってしまうことなのだと教えてくれます。
私たちの国では、教育を受けた責任感のある人が必要です。
子どもたちは未来のアフガニスタンの宝。
教育を受け、立派な人に成長してくれることを願っています」

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