子どもは生まれる場所も、住む場所も選べません。
カンボジアのスラムで成長する子どもたち。親は都市に仕事を求めて、農村から出てきましたが、生活は困窮。子どもたちはスラムの子として差別され、親の手伝いで学校にいくのもままならない状況です。
読み書きができれば仕事につけるのに
カンボジアでは毎年2万人が地方からスラムへ流入しているといいますが、その大半は日雇い労働や、物売り、ゴミ拾いなどで日銭を稼ぐ暮らし。「読み書きや計算ができれば、商売もできるし、修理技術を学んだり、新しい仕事につくことができるのに」、「仕事を探すと『読み書きはできるか』と聞かれることが多くなった」話します。コンポントム州での住民の8割が「読み書きができないことで不便や不安を感じた」と答えています。
シャンティは、そんな子どもたちの未来のために移動図書館を走らせています。
12,000人の子どもたちに絵本を
みなさんの募金で、シャンティは移動図書館車を走らせることができます。昨年はカンボジアのスラムや農村の子どもたち12,000人が絵本をよむことができました。
読み書きを学ぶことで貧困の連鎖を断ち切れます
スラムでは
子どもに本を買い与える余裕はありません
シャンティの図書館車が来るのが楽しみです。
サム・ソカーくん
(14歳 プノンペン市在住)
「おばさんの家に4人の弟妹とお世話になっています。本が好きで、シャンティの図書館車が来ると必ず読みに来ます。まだ字が読めない小さい子に絵本を読んであげると、とても喜ぶのが嬉しいです。
ソカーくんは図書館車が来ると率先して小さい子どもたちの世話をして、みんなのお兄さんのような存在です。14歳ですが、就学が遅れたため、まだ小学校を卒業できていません。読書を通して学力をつけ、よい仕事について欲しいと願います。
教育を受けてタイのスラムから外交官への道を
開いた女性がいます
「本との出会いが私の世界を広げてくれました」
オラタイ・プーブンラープさん
(在モスクワ タイ大使館一等書記官)
「私の外交官としての現在は、シャンティの図書館との出会いがなければありませんでした。 日本のみなさん、本当にありがとうございました。」
タイの首都バンコク典型的なスラムの家庭に生まれたオラタイさん。中学、高校時代とシャンティの奨学金を受け、タイの名門国立チュラロンコーン大学に合格。モスクワ留学を経て現在は外交官として働いています。
この活動が継続できるよう、「アジア子ども募金」へのご協力をお願いいたします。
ごあいさつ
みなさまには、益々ご清祥のことと拝察申しあげます。
今、私の手元にガムテープの芯を利用した、子ども手作りの小太鼓があります。
先年、カンボジアの首都プノンペンにあるスラムを訪問したときのこと、シャンティスタッフによる移動図書館活動が終わり、その場から移動しようとした時、一人の少年が、そっと手渡してくれたものです。とっさに私は「ありがとう」とだけ言うのが精一杯で、彼はその場を立ち去って行きました。
恐らく少年は、その時の言葉にならない気持ちを伝えたかったのだろうと思います。
未来に希望を託すことを可能にするのは、文字の読み書きができること、その糸口を図書館活動に見いだした少年が気持ちを表現してくれたのでしょう。
私たち一人ひとりの支援は、蜘蛛の糸のようかもしれませんが、それがより合わされたとき、貧困にあえぐ子どもたちに希望の光を示せるのだと思います。
公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会
会長 若林恭英
あなたの募金でできること
3000円あれば
- ミャンマー(ビルマ)難民の学用品一式(制服・カレン族のブラウス・カバン・靴・文具)を買うことができます。
5000円あれば
- ラオスで小学校の黒板1台買うことができます。
10,000円あれば
- カンボジアで移動図書館活動に使う紙芝居4部買うことができます。
30,000円あれば
- カンボジアで絵本100冊分出版することができます。