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特集 シャンティの冬募金にご協力ください
赤い鉄条網、猛火の中にある「DIE(死)」の看板。難民の子どもが描いた絵です。
自分の命を守るために、母国を離れ、他国に逃げざるをえなくなった人たちが、世界には5,900万人※います。ミャンマーの軍事政権からの迫害を受け、命からがら隣国タイに逃れてきた人たちが暮らす難民キャンプで、私たちは図書室の運営を行なっています。
毎日、図書館に来てくれる10代の男の子が描いていた絵を手にしたとき、私たちは衝撃を受けました。「Refugee(難民)」という看板がある赤い鉄条網のような中で遊ぶ子どもたち。でも「UN(国連)」と書かれた柵の向こうでは、大爆発が起きていて、「DIE(死)」と書かれた看板が骸骨の上に刺さっています。
難民として保護されるということは、難民キャンプの外への移動や、人生選択の道が閉ざされるということです。私たちシャンティは、その立場からいつ解放されるかわからない苛立ちを、希望や自己実現を見出せる場にすることはできないか、それを本や図書館活動を通してできないかと考えています。
※UNHCR2014年
15年前、ミャンマー国内の紛争から逃れてやっと難民キャンプに辿り着きました。近くにできたコミュニティ図書館に本を借りに行きました。最初は、本を読みながら言葉を学べて嬉しかったのですが、だんだんと図書館で行っている子どもたちへのおはなし会が気になり始めました。難民キャンプの中で、子どもがこんなに安心しながら学ぶことができる場所は他にありません。子ども好きな私は、次第に図書館で働いてみたいという気持ちが強くなり、2004年に図書館員になりました。
図書館員になってから10年以上が経とうとしています。その間多くの人に出逢いました。読み書きが苦手で学校に行きたがらなかったけど、図書館に来て本を読むようになり、やがて学校に通うようになった子ども。恥ずかしがり屋で友だちの背中に隠れて図書館へ来ていた子ども。そして、本から新しい知識や技能をどんどん吸収していく子どもからお年寄りまでの多くの人たち。
コミュニティ図書館は、自由があり、知識や情報、楽しみが詰まっています。図書館は、私自身をも変えてくれました。次第に心も体も健康になっていったのです。初めての人とも楽しく話せるようになり、仕事への自信も高まり、図書館の中だけでなく、「本」を通じて難民キャンプの全体の住民を支えたいという気持ちが湧きあがっています。図書館は、いつも私たちに活力を与えてくれています。
2000年の事業開始以来、シャンティはミャンマー(ビルマ)難民キャンプで図書館活動する唯一の国際協力団体です。運営する21館は「人間がより人間らしく生きる」機会をもたらす場であり、民族の誇りを保つことができる空間です。シャンティは来年も困難な状況にある難民に寄り添う活動を全力で行います。
難民自らが描いたオリジナル絵本を5冊出版することができます。
子どもたちも民族の自覚を持ち続けられるよう、カレン族の民族衣装を買うことができます。
子どもたちが手足を洗う、コミュニティ図書館の手洗い水タンク8個を用意することができます。
青年ボランティアが子どもたちに笑顔を届けるための人形劇のセットを7キャンプ分購入することができます。
年賀状など書き損じてしまったら、捨てないでシャンティにお送りください。
あまってしまった年賀状なども大歓迎。はがき以外のものも集めています。
捨てたらゴミになるものも、送っていただいたらアジアの子どもたちへの教育支援となります。
勲章、骨董品、絵画、美術品、ブランドのハンドバッグ、
コレクションしていた古銭や切手などの物品をご寄贈いただき、それが寄付となるプログラムもございます。
自分の家の大掃除だけではなく、お正月休みに帰省される際ご実家の片付けに、ご活用ください。