メーソットには2年近く前に閉鎖された空港があります。聞くところによると、メーソット-バンコク間を飛んでいたたった一体のエア・アンダマン機がメーソット空港に着陸の際、前輪が上手く稼動せず、機体の前部が滑走路に叩きつけられ破損したそうで、修理のため1週間空港を閉鎖する予定が、それをきっかけにすべてのサービスを閉じてしまったとのこと。未だに再開しないのは、新しく会社を誘致するにしても、ここは乗客が少なすぎるし、小型機では儲けがないというのが元空港職員のコメントの又聞きです。
よって私たちが移動する時は、通常バンコクにはここから2時間半かかるスコタイで飛行機に乗るか、約7時間かかる高速バスに乗るかであり、バンコクから来る場合も同様です。現地スタッフは、難民の海外移動を担当しているIOM(国際移住機関)がサービスを始めればいいのに、と言います。確かにこれから第三国に行くためにバンコクに移動する難民は増えるかもしれませんが、それも現実性が低くそうです。あまりアクセスのよくないメーソットですが、一方、対岸のミャワディとの国境貿易はとても盛んで、街や人々の様子を見ていても毎日面白い発見があります。これから、そんな街の小さな出来事をお伝えしていきます。
小野豪大