このコーナーには編集者の好みか何かと食べ物が登場しますが、今回は街中のイスラム通りにあるロティです。インドなど西アジア一体に広がるロティはご存知かと思いますが、小麦粉、卵、砂糖、塩を練って焼いたり、揚げたりしたものです。オーンというのは水瓶のことで、タイの田舎でよく使われる雨水を溜めるものですが、それをなんとパン焼き釜に改造しちゃったのでこの名前がつけられました。
店の名前は「ファティマ」で経営者のインド系ムスリムのお母さんの名前です。もう25年もお店をやっているそうで、朝はロティとミルクティ、昼はクイッティオ(タイの一般的な麺料理)を売っています。ロティは夜中から粉を練って小分けにして、朝5時?8時半まで、500?700枚を焼いては売り、焼いては売りします。釜に入れてロティが焼き上がるまでの時間を計ってみたら30秒でした。味はちょっと塩味が利いていて、練乳入りのミルクティとも合う感じです。テーブルには口なおしのお茶もあり、あっさりとした朝食が食べたい日にはおすすめです。ちなみにロティは1枚2バーツ(超安!)、ミルクティは6バーツです。ロティを毎朝買いにくるご家庭では、スープとか、カレーなどと食べるそうです。私たち(取材陣)は、蜂蜜とチーズを持参して一緒に食べましたが(日本のお店なら注意されそう・・・)これもなかなか美味でした。私は何枚かロティを買って家の冷凍庫に保管し、食べる時にオーブントースターで焼いてみましたが、味は変わらずおいしかったです。とにかく、メーソットに来たら味わってほしいシンプルな朝食です。(小野)