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図書館事業

メラマルアン・キャンプにて5館目となる「くまとしょかん」が開館!


子どもたちによる人文字踊り。写真は「OSAKA」のA の文字の様子

3月11日(土)メーサリアンにあるメラマルアン難民キャンプにて5館目となる図書館の開所式が行われた。同キャンプは2001年6月に3館の図書館を開館し活動を開始した。そかしその後、キャンプの地理的状況から図書館に通うことが困難なエリアの難民の人たちからもっと通いやすい場所に図書館を建ててほしいという要望が出てきた。実際雨季の時などは道がぬかるみ、長距離を移動することはとても困難となる。キャンプ委員会、 図書館委員会と協議を進め、増築することが決まった。

 

 

4館目となる図書館は故有馬専務理事の奥様のご支援により、2003年3月に開館した。そしてこの度5館目となる図書館が自治労大阪府本部のご支援により開館した。開所式には自治労大阪代表の皆様、キャンプ委員会、図書館委員会、キャンプを監視しているタイ陸軍代表、そして図書館の周辺に住む難民の人たちが参加、盛大に執り行われた。

キャンプ委員会委員長により開会の辞が述べられた後、すばらしい図書館を建ててもらった感謝の気持ちを込めて子どもたちがカレンの踊りを披露した。どんな踊りだろう!とてもわくわくしていた。準備している子どもたちの前に立っていた踊りの先生の手元をふと見ると、○が書かれた紙を持っている。「まる?」何に使うのだろう、不思議でならない。でもこうなるとますます関心が高まってくる。ついに踊りが始まった。しばらくすると先生は手に持っていた紙を子どもたちに見せ始めた。もちろん「○」の記号が書かれた紙である。すると子どもたちが動き始め、少し縦長の輪が出来た。「輪のことだったのか」単純な私はそう思ったのだが、しばらくするとまた子どもたちが動き始め、今度は曲線を描き始めた。ふと先生の手元を見る今度は「S」の文字が書かれている。この曲線はSだということは分かったが、これらが何を意味するのかまだ分かっていなかった。(自分は)続いて「A」そして「K」・・・・、やっと分かった。自治労大阪の「OSAKA」だ。続いて「JICHIRO」の文字が描かれた。なんと人文字による踊りだったのだ。先生が最初に出した「○」は「まる」ではなくローマ字の「O」であったことに気付き、ちょっと恥ずかしくなった。でも本当に見事な人文字で参加者全員から大きな拍手喝采を受けた。自治労大阪の皆様も大変喜んで下さっていた。

今回の建設された図書館についてはこれまでと違う点が二つある。一つは青少年のための部屋が加わったこと、そしてもう一つは図書館に名前が付いたこと、である。現在の館内は子ども部屋、大人部屋そして司書室の三つであるが、高校を卒業した子どもが何もすることのない環境にいること、学校や家庭以外で予習や復習をする場がないこと、そして何より小さい頃から図書館に通って来ている子どもが大きくなっても図書館に通い続けられるような環境作りが必要であるということから、新たなスタイルの図書館へと生まれ変わった。 そしてこれまで第1、第2図書館という呼び方をしていたが、今回初めて名前が付けられた。「くま図書館」子どもに好きな名前を幾つか選んでもらい、自治労大阪の皆さん にも選考に参加して頂いた。「くま図書館」、カレン語で「タトゥポ・リロダ」と言うが 開所式に参加した子どもたちは館内で「タトゥポ!タトゥポ!(くま、くま)」と口ずさんでいた。図書館の入り口の扉には名前にちなんでくまの親子の絵が描かれている。難民で絵の上手な人に描いてもらったのだが、とても温もりのある絵だ。大人も子どもも、そして青少年たちもこの「くま図書館」でその温もりを感じながら、多くのことを学んでいってほしいと願っている。

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子どもたちによる人文字踊り。写真は「OSAKA」のA の文字の様子

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開所式に参加した子どもたちと自治労大阪の皆様


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