この度、4月1日より事務局長職をお受けすることとなりました。抑えきれない想いを帯びて難民キャンプへと飛び込んでいった諸先輩たちの歩みから丁度10年。私がSVAの活動にご縁を頂いたその頃は、まさに人々が長きにわたった苦しみと困難を乗り越えて祖国へと帰還していくときでした。希望と不安を、そして彼の地で亡くした親族の遺骨を抱きながら帰っていく彼らと共に、SVAもカンボジアで、ラオスで次のステージにおける活動への約束を誓った時代だったのだろうと思います。
発足から貫いてきた私たちの活動に対する姿勢、「共に生き、共に学ぶ」は、困難な状況の人々に手を差し伸べることのみが使命なのでなく、彼らと向き合う中で私たち自身が何を学び、足元のくらしにおいて、どんなメッセージや行動を起こしていくのかを常に問うてきた証でもあると信じます。
道なき道を歩み続けてきた27年目の今、組織運営においても幾度目かの難局を迎えております。ですがこの試練を、SVAがより責任を果たしうる組織となるため、この時代における私たちの活動の意味を、今一度胸に刻みなおすために与えられた戒めであると受け止め、スタッフ一同、気持ちを新たにして取り組んでいく所存です。
たくさんの方々からお寄せいただいてきた想いと期待に対し、改めて感謝の念を捧げますとともに、どうぞこれからも未来を担う子どもたちの夢と希望を共にお支えいただきますよう、心よりお願い申し上げます。