スマトラ沖地震津波災害から早2年が過ぎました。プーケットなどの観光地は津波の傷跡を見つけるのが難しいほど、かなりの復興を遂げていますが、住民の生活は、もともとあった格差が顕在化し、その差が復興にも現れています。経済的に余裕のある人や行政、諸団体の復興支援の動向を的確に把握している人たちは、家を独自に建て直したり、仕事を軌道に乗せたり、地の利の良い恒久住宅に入居したりしています。
その一方で、失業したまま新たな仕事が見つかっていない、地元から遠く離れて出稼ぎせざるをえない、地の利の悪い恒久住宅に入居したために移動費が嵩んでしまう、という住民もいます。
また、被災者の中には、子どもも大人も問わず、海や津波に対しての恐怖心を抱いている人もまだまだ大勢いるので、今後の支援活動では「モノ」の提供ではなく、被災者の自立を助ける協力、そして、精神的な支援プログラムが最も重要になってきます。