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アフガニスタンでの越冬支援を開始!

2016.12.14  

当会は、2003年にアフガニスタンに事務所を開設して以降、学校の建設や絵本出版などの図書館事業を行っています。

■厳しい寒さの中、アフガニスタン難民の帰還
紛争などによりこれまでにアフガニスタンからパキスタンに逃れた難民の数は500万人を超えています。このような中、本年10月、パキスタン政府の方針により、難民帰還の動きが進み10月末までに60万人以上がアフガニスタンに帰還したと言われており、その数は1日に4,000人上ります。国連は2016年末までに、100万人が帰還すると見込んでいます。
しかしながら、アフガニスタン政府は帰還難民のためのキャンプ設置を許可しておらず、帰還した難民は親戚や知人の家に身を寄せるか、あるいは家畜小屋で生活してるいのが現状です。また、身寄りがない難民は空き地に不法に小屋を建て、劣悪な環境で暮らしています。最も多くの帰還難民を受け入れているナンガハル州は、12月から3月の冬季の間、最低気温が1度となる寒冷期を迎えます。着の身着のままの難民が、冬を越すための越冬支援が必要とされています。

UNHCR提供:アフガン難民帰還

写真提供:国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

■帰還難民への支援の状況
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は難民登録された帰還難民に対して、現金を支給。国際移住帰還(IOM)は難民登録されていない帰還民に対して現金と食糧を支援しています。しかしながら、資金不足から、帰還難民のうち70%は支援を受けることができない見通しです。

■毛布、食料、調理器具を配布します
シャンティ国際ボランティア会は2016年12月4日から2017年1月28日までの56日間、ナンガハル州のベスッド郡、クズクナル郡の帰還難民と受入家族960世帯、6,400名に対し毛布と1か月分の食糧支援を行います。
この事業は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)を通じた外務省資金による助成を受けて実施します。

活動地のナンガハル州

 

シャンティ国際ボランティア会のアフガニスタンでの活動
アフガニスタンでの活動詳細はこちらから
学校建設事業
野外での勉強を強いられる子どもたちが安心して学べるように、校舎を建設しています。建設後は、文具を配布し、教員や住民向けの維持管理研修を行います。
 これまでに、37校の建設を行い、4,000人以上が研修を受講しました。

 アフガン ランディバサウル小学校

 

絵本・紙芝居出版
ダリ語とパシュトゥー語の2言語で絵本と紙芝居の出版をしています。2015年末までに絵本83タイトル、紙芝居20タイトルを出版し、カブール州、ナンガハル州の学校や図書館に配架しています。

出版した絵本を手に
 

■子ども図書館の運営
アフガニスタンの公共図書館での児童サービスを普及すると同時に、ナンガハル州ジャララバード市で子ども図書館を運営しています。子ども図書館では、自由読書や貸出といった図書活動のほか、お絵かきや伝統的な詩の朗読などの文化活動も行っています。
これまでに、延べ39万人が子ども図書館を利用しました。

子ども図書館に通う子どもたち

 

団体紹介
シャンティ国際ボランティア会は、1981年に日本で設立したNGOです。タイのカンボジア難民キャンプで子どもたちに絵本を提供することから活動を開始しました。現在は、6カ国(カンボジア、ラオス、タイ国境ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、アフガニスタン、ミャンマー、ネパール)に活動拠点を置き、図書館活動を中心とした教育・文化の支援活動や災害救援活動に取り組んでいます。
設立から35年を迎えたシャンティは、これまでに360棟以上の校舎建設を、800ヶ所以上の図書館や図書室を設置。出版した絵本は400タイトル75万冊以上です。また、28,000人以上が、図書館活動を含む研修を受講しました。

 

本リリースの印刷用PDFデータ▽

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