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パキスタン難民キャンプからアフガニスタンに帰還した子どもたちの保護と教育支援を開始

2017.11.1  

シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区/以下、シャンティ)は、2017年11月1日からアフガニスタンのナンガハル州に滞在する帰還民の子どもたちを対象に、子どもの保護、教育を目的とした支援活動を実施します。

■パキスタンから70万人以上のアフガニスタン難民が帰還
アフガニスタンとパキスタンとの政治的緊張等により、これまでで最大規模のアフガニスタン難民がパキスタンから帰還しています。2016年に約62万人、2017年上半期には約10万人の帰還が確認され、国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国際移住機関(IOM)によると、2017年中に最大150万人の難民が帰還すると予測されています。帰還民は、アフガニスタン東部のナンガハル州に滞在し、同州全人口の18%以上を占める約27.8万人に上ります。また同州の南部・東部・西部ではタリバン、IS、政府軍間の戦闘が勃発しており、1024世帯、7000人以上の国内避難民(IDP)が発生し、帰還民も滞在先を追われ、避難せざるを得ない状況に陥っています。

■心理社会的サポートが必要な子どもたち
子どもたちは、長期の移動に加え、暴力、児童労働、早期婚などのリスクにさらされ、心理的、社会的なストレスを抱えています。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)の報告では、2016年の紛争による民間人犠牲者11,418人のうち、約11%が女性、31%が子どもでした。子どもの兵士への登用や即席爆発装置(IED)の設置や爆発物の運搬、自殺攻撃などのテロに利用されるケースも報告されています。2016年は紛争により423校が閉校、11,200人の児童が影響を受けるなど、2003年以来、最も悪い統計が発表されました。学校は教室や教材、教員が足りず、新たに帰還民の子どもを受け入れたことで飽和状態になっています。教員への負担が大きいだけでなく、ホストコミュニティの児童が勉強できない、快適な学習環境を得られないなどの理由から、帰還民との間で亀裂を生む原因にもなっています。

■シャンティの子どもの保護支援
シャンティはジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援により、ナンガハル州ジャララバード事務所を拠点に、同州のバスッド郡やハスカミナ郡に居住している学習機会や心理サポートを得られていない子どもたち合計4,000人に対し、子ども向けの居場所の設置(2か所)やストレスを緩和する心理社会的サポートの提供、帰還民を受け入れている学校に仮教室(1棟3教室、2棟×4校)の設置を行います。

◆募金受付中◆
郵便振替:00150-9-61724
加入者名:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

*通信欄に「アフガニスタン帰還民」と明記ください
*備考欄に「免」と明記ください(手数料免除)

パキスタンからのアフガニスタンに帰還した家族
パキスタンからの帰還民

帰還難民へのヒアリングの様子(2017年7月)
帰還民へのヒアリングの様子(2017年7月)

耐震性についても考慮した仮設教室は藁と泥を使った伝統的な仕様を採用
仮設教室は藁と泥を使った伝統的な仕様を採用。耐震性についても考慮。

2016年に行った帰還民支援・物資配布の様子
昨年行った帰還民支援 物資配布の様子

■本件に関するお問い合わせ先

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
担当:竹内、浅木
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館 2・3F
TEL:03-6457-4586 FAX:03-5360-1220 E-mail: eru@sva.or.jp

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