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アフガニスタン国内避難民・帰還民の子どもたちに9カ月間の学習コースを提供

2018.7.1  

シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区)は、2016年末よりパキスタンからアフガニスタン帰還する難民への支援を実施してまいりました。2018年4月1日から2019年3月にかけて、ナンガハル県とクナール県で新たな支援活動を開始しました。

国内避難民・帰還民の子どもたちが毎日のように集まっています

紛争状態が続くアフガニスタンでは、毎日のように反政府武装勢力がテロや戦闘を繰り返し、子どもを含め多くの市民が犠牲となっています。また、国内の紛争が激化した地域から避難した子どもたちや隣国パキスタンからの帰還民の子どもたちは、不安定な生活環境の中で暴力、児童労働、児童婚、子ども兵への徴用など、さまざまなリスクにさらされています。

子どもの置かれた状況(アブバカルくんのケース)

アブバカルくん(仮名)7歳は、3人兄弟の末っ子で、パキスタンからの帰還した帰還民の子どもです。父親はアブバカルくんが3歳のときに亡くなり、今は叔父の一家と暮らしています。

12歳と9歳の兄たちは、朝6時から7時30分までモスクで勉強し、その後、町に移動してお店の清掃員として働いています。彼らの収入は一日55アフガニ(日本円で約85円)で、そのうち20アフガニは交通費のため、手元には35アフガニしか残りません。兄たち2人の稼ぎは、病気を患う母の薬代に消えてしまいます。

パキスタンから帰還したアブバカルくん(7歳)と叔父さん

アブバカルくんは、シャンティが開設した「子どもにやさしい空間(Child Friendly Space)」に通って本を読んだり絵を描いたり勉強をしていますが、もう少し大きくなったら兄たちのように働かなければいけなくなるかもしれません。

このような環境下で、シャンティはナンガハル県とクナール県にて、新たに以下の3つの支援活動を2018年4月よりを行っています。

(1)子ども向けの居場所の設置

ナンガハル県とクナール県で、子ども向けの居場所「子どもにやさしい空間(Child Friendly Space)」を新たに4館開設しました。地域で唯一、子どもたちが遊んだり学習したりできる場所です。おはなしの読み聞かせ、絵やレクリエーション活動などを通じて、子どもたちが子どもらしく笑顔に戻れるような心理社会的な支援を行っています。また、さまざまな地域から移住し、服装や言葉が違う子どもたちがお互いを理解し合えるよう、子どもたちが中心になって詩の朗読や劇などを行ったり、啓発活動も盛り込んだイベントを毎月開催しています。

「子どもにやさしい空間(Child Friendly Space)」は図書館のようになっており、読者やお話を楽しめるようになっています。

(2)9カ月間の学習コースを実施

不就学児童を対象に、パシュトゥー語や英語、数学などの教科を9カ月間受けられる「学習コース」を開始しました。帰還民や国内避難民の子どもの多くが、言葉や文化の違いや転校手続きの困難さ、経済的な理由から学校に通えずにいます。そんな不就学児童を対象に、研修を受けた教員による学習コースを行っています。子どもたちの教育の機会を確保するとともに、子どもたちが将来的に学校に戻れるように取り組んでいます。

(3)仮設教室の設置

アフガニスタン国内の小学校は、帰還民や国内避難民の子どもの入学により児童数が急増し教室が足りない状態になっています。そこで、ナンガハル県とクナール県の2つの小学校に対し、合計12の仮設教室を設置し、より多くの子どもたちが学校に通えるようにサポートしていきます。また、仮設教室を設置した学校には学習用品の配布を行い、より多くの子どもたちへ教育の機会を確保していく予定です

アフガニスタンでの活動をぜひご支援ください ◆募金受付中◆

シャンティが活動を行っている事業地(国・地域)や、活動内容を指定してご寄付いただけます。子どもたちの笑顔のため、ご協力よろしくお願いいたします。

郵便振替:00150-9-61724
加入者名:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
*通信欄に「アフガン緊急」と明記ください *備考欄に「免」と明記ください(手数料免除)

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*「アフガニスタン」をご指定ください。

■本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
担当:竹内・栗本
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館 2・3F
TEL:03-6457-4586 FAX:03-5360-1220 E-mail: eru@sva.or.jp

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