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校舎建設の設計図が変わりました

2016.5.6   アフガニスタン

アフガニスタン事務所(在東京事務所)の三宅隆史です。アフガニスタンでは校舎の設計図および資材を含む仕様を教育省建築課が指定しており、指定された設計図通りに施行しなければ、建設の許可がおりません。昨年度から校舎の設計図が改定されましたので変更点を紹介します。

第一は、トイレが水洗式になったことです。水は井戸からポンプでトイレの上に設置するタンクに汲みあげてためて、給水します。これにより、トイレはより清潔になりました。下水は完備していないので、1年に約2回バキュームカーで汲み取るのはこれまでと変わりません。

トイレ カライアフマドカーン (480x640)      toilet akbar pamir(2) (640x480)

(写真は旧設計図のトイレと新設計図のトイレ)

第二に、教室の窓枠がスチールとコンクリートで強化されました。デザインも出窓のような感じで美しくなりました。 これにより、自爆テロが起きた際、爆風によって窓やガラスが破損するリスクが減ります。(写真 左が旧設計図の窓枠で右が新設計図のもの)

jalaludin (1280x960)     infront of Akbar pamir SC building(1) (1280x960)

第三に階段が、これまでは写真のように狭かったのですが、約1.5倍の広さに大きくなり、中二階(折り返すところ)からの上部が左右に分かれる設計に代わりました。これにより、地震等による緊急避難の際、児童、生徒が折り重なって倒れて、負傷するリスクが減ります。実際、昨年10月にアフガニスタン北部で起きたマグニチュード7.5の地震の際、タハル州の女子高で生徒12名が避難する際に折り重なって倒れ、12人が死亡しました。

校舎見学 (2) (1280x960)

第四に、基礎の梁がより太くなり鉄筋コンクリートが強化されました。

これらの変更は、コスト増が伴いますが、校舎の強靭性の強化や衛生環境の改善のために、必要な措置として決定されたものです。

 

 

 

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