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福島県南相馬「自主サロン」で手づくり写真アルバム教室を開催

2016.6.26   東日本復興支援

山元事務所福島事業担当の吉川です。

震災から5年3ヶ月余が経過し、東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難指示が出されていた地域では、徐々に避難指示が解除されはじめています。2016年6月12日に葛尾村で、6月14日に川内村、7月12日には南相馬市で帰還困難区域を除く地域の避難指示解除が発表されました

避難指示が解除されても、すぐ故郷へ帰れるわけでなく、不透明な先行きに不安を募らせている人々も少なくありません。帰る方、帰れない方、新たな地で生活を始める方など思いは様々です。シャンティはそんな人たちに寄り添い、安らげる場づくりや住民交流のサポートを行っています。

そんなコミュニティ支援活動の一環として、福島県南相馬市鹿島区の小池原畑第二仮設住宅で2016年6月10日に手づくり写真アルバム教室を開催しました。

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いま、福島県内9市町村の仮設住宅で自治会の解散や休止の動きが出ていることが報道されています。ここ南相馬市小池原畑第二仮設住宅でも自治会長のなり手がおらず、自治会がなければサロンも開けないため、サロンの世話人をおく形でサロン活動をつづけています。戸数130ほどの仮設住宅ですが、もともとの住民も半数以下に減り、かわりに被災者以外の方へ応急仮設住宅の貸付ける「目的外使用」の数が増えています。その中でここでは住民みずから運営する「自主サロン」を月2回開き、ほんとうに長い避難生活を支えあっています。

大変仲の良いサロンですが、いつかそれぞれの道を歩みだします。その「自主サロン」で喜んでもらえたらと考え、楽しい思いでにつながる写真と手芸の要素をとりいれた「手づくりの写真アルバム」を考えました。つくってみませんかと提案したところ、スマホやインスタグラムなどとあまり縁のない年代の方が多い中、それは楽しそうと喜んでいただき、手づくり写真アルバム教室を開催する運びとなりました。当日は小型のスケッチブックをベースに、きれいなステッカーやテープをつかい「わたしのアルバム」を一人一人が工夫を凝らしつくりました。 「孫が来たとき撮った写真を貼ってみた」、「仮設では飼えないから前に飼ってた猫の写真よ」、「かわいい」、「サロンの思い出になる」と大好評。次回のサロンではアルバムを持ち寄り、寄せ書きもします。

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徐々に避難指示が解除されていますが、生活の問題、放射線への不安などからすぐにふるさとに戻れるわけではありませんが、小さなアルバムにこめられた楽しいサロンの思い出が、明日の希望へつながることを願っています。

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山元事務所福島事業担当

吉川次郎

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 特集:35周年特設サイト