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図書館を作り上げる「家族」

2016.12.14   ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

ハラゲー!
ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所の菊池です。

早いもので今年もあと半月となりました。

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所では、毎年12月にタイ国境にある各難民キャンプを訪問し、図書館関係者と共に年末会議を実施しています。この会議では、10月~12月の3か月の活動の振り返りを行い、さらに来年の活動方針についても話し合います。
私は先日、メラ難民キャンプの年末会議に参加しました。
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(メラ難民キャンプの年末会議の様子)

メラ難民キャンプでは、今年は、長年図書館活動に携わってきた図書館委員会のメンバーや図書館職員が第三国定住をし、図書館活動の質を維持していくことが難しい時期がありましたが、図書館関係者の協働により、何とか乗り越えてきました。この会議の中で、図書館委員会、図書館員、図書館青年ボランティアと一緒に、改めて今年の活動の成果や課題を振り返り、来年の活動に向けて、改善方法を話し合いました。
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(図書館活動の改善案を書き込む図書館員)

私からもシャンティが活動を開始してから35周年を迎えたこと、そして図書館が、そして本が、困難の中にいる人々の力となって、人生を良い方へ変化させることができることを、メラ難民キャンプのある学校の先生の事例を紹介して話しました。

するとある青年ボランティアが立ち上がって、自分の体験について話してくれました。「僕は、今、図書館青年ボランティアとして活動していて、さらに第2高等学校の学校図書館の図書館委員にもなっています。これまでは学校図書館はあったけれど、どうやって運営していければいいのか分からず、利用する人もあまりいませんでした。しかし、今年、シャンティのサポート受けて、僕たち学生も協力しながら学校図書館を整備し、図書館が生き返ったように感じました。すると、あの本が読みたい、この本を勉強に活かしたいと意欲がわいてきました。周りの学生も同様に感じているようです。先生と学生で話し合い、シャンティに感謝の手紙を書きたいと思っています。」
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(自分の思いを語る図書館青年ボランティア)

メラ難民キャンプの教育部会の長であり、図書館委員会の委員長でもあるポー・ディー・サーさんは、最後に会議の参加者に語り掛けました。「皆さんが協力してコミュニティ図書館を改善してくれたことに感謝しています。私たちは図書館を作り上げる「家族」です。皆で協力し合って、今後もコミュニティの人々に役立つ活動をしていきましょう。」
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(図書館員会の委員長のポー・ディー・サー氏)

会議に参加して、毎回思うのは、人はかけがえのない財産であるということです。図書館には、建物も、本もあるけれど、それを動かす人が入ることによって、生き生きとした図書館ができると思います。難民キャンプのコミュニティ図書館を作り上げているのは、現場にいる図書館委員会、図書館員、青年ボランティアはもちろん、ご支援者のお一人おひとりもそうです。素晴らしい仲間と一緒に活動できることに本当に感謝しています。2017年も、図書館を作り上げる「家族」の一員として、皆さんと一緒に頑張っていきたいです。
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(会議参加者の集合写真)

(この活動は、外務省 日本NGO連携無償資金協力事業として行いました。)

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所 菊池

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