シャンティブログ

  1. ホーム
  2. シャンティブログ
  3. アフガニスタン事務所所長 ご挨拶

アフガニスタン事務所所長 ご挨拶

2017.4.17   アフガニスタン東京事務所より

s_写真①
事業サポート課課長の山本英里です。この4月より三宅の後任でアフガニスタン事務所の所長を兼務することになりました。この2年間は事業サポート課とネパール事業、事務所立ち上げに関わってきましたが、8年ぶりにアフガニスタン事業に関わることになりました。

私がアフガニスタンに初めて関わったのは、2001年の9.11の米国同時多発テロ、その後の米国によるアフガニスタン空爆がきっかけでした。2002年から2009年までアフガニスタンに関わり、その間、現地に6年ほど駐在をしていました。それから8年が経過した現在、着任早々、先週の13日米軍が大規模爆風爆弾を投下したという衝撃のニュースを受け胸がしめつけられる思いです。幸い、関係者の家族、友人、知人の無事は確認ができたものの、関係の市民がどれだけ巻き込まれたのかと思うと、報道されることのない市民の声をどうしたら伝えられるのか無力差を感じます。

アフガニスタンの治安は残念ながら悪化傾向にあります。武力行使が新たに生み出す憎しみもあるのではないか、と8年ぶりのアフガニスタンの情勢を追いながら感じます。

そういった厳しい状況に置かれながらも、子どもたちは学校に通ってきます。国の基盤となる人材を育成しなければと奔走する教員、住民の人々に支えられて、シャンティでも学校建設事業や学校図書館事業などの教育支援事業を継続してきています。

s_写真②子どもを連れてくるこども(文庫) (2)

今でも忘れられないアフガンの子どもたちの会話があります。
タリバン政権崩壊直後、米軍の空爆や政府と反政府との内紛が続く中で、民家を借りて子どものための図書館を開館した時のことです。
複数学年の小学生が毎日100名程度通ってきていたのですが、ある時、誰かがボソッと
「もしこの図書館が爆弾で焼かれてしまったら、なくなってしまう。焼かれた学校のようにここもどうせなくなってしまうよ。」といったのです。学校に手りゅう弾が投げ込まれた事件のあとのことでした。

それを聞いた小学校6年生くらいの女の子が、こういったのです。
「焼かれてもまた作ればいいんだよ。大人が必ずまた作ってくれるんだよ。」

子どもたちは、どれだけ治安が悪化しても学校が開かれること、図書館が開かれることに希望を見出しているのです。

アフガンに平和な社会が訪れるまで、大人は子どもの夢や希望まで絶対に破壊してはいけないんだ、と強く思いました。

残念ながら今でも日本人が現地に滞在することは困難ですが、いまもなお教育支援を続けるアフガンの職員や人々の声を届けるとともに、アフガニスタンにかつて滞在した経験から、アフガンの子どもたち、人々の様子をあらためて皆さんに紹介していきたいと思います。

s_写真③子どもを連れてくるこども(文庫) (1)

どうか、アフガンの子どもたちが希望を持ち続けられるようご協力の程お願いいたします。

事業サポート課
課長 山本英里

  • 特集:35周年特設サイト
  • 本の力を、生きる力に。
  • はじめての方でもよくわかる シャンティのこと