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セミナー「SDGsのきほん」(ECOM駿河台)開催報告

2017.7.14   イベント報告

SDGsは17の目標です

2017年7月12日(水)15時半よりECOM駿河台をお借りして、セミナー「SDGsのきほん~教育分野の目標達成のために私たちが取り組めること~」を開催しました。

まず、シャンティ広報課課長の鈴木晶子より「SDGsのきほん」について講義を行い、その後、参加者にグループシェアをしていただきました。またセミナー終了後には、希望者による「絵本を届ける運動」の体験会を実施しました。CSRを担当している企業関係者、SDGsや国際協力に関心を持つ学生、絵本づくりに関心を持つ方など、22人にご参加いただきました。

【7/12(水)】セミナー「SDGsのきほん~教育分野の目標達成のために私たちが取り組めること~」

SDGsのきほん―SDGs採択の背景から日本の動向まで―

講演はまずSDGsの基本理念や特徴、背景や歴史の紹介からはじまりました。持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)は、2015年国連総会で採択された「持続可能な開発」を達成するための行動指針です。環境、社会、経済が、持続可能であるべき3つの柱となっています。

SDGsの前身ともいえるミレニアム開発目標(MDGs)で残された課題や反省点を踏まえ、SDGsは17の目標に拡張し、国際社会全体の目標として新たに採択されました。日本政府も持続可能な開発目標(SDGs)推進本部を立ち上げ、日本として取り組むべき優先課題を定義し、達成に向けた取り組みを行っています。

「SDGsのきほん」で講師を務めたシャンティ広報課課長 鈴木晶子

2020年には東京でオリンピックが開催されますが、近年では環境意識の高まりを受け、各オリンピックにおいてMDGs・SDGsを活動に取り込んできました。東京2020オリンピック・パラリンピックも「持続可能性に配慮した運営計画」を策定しています。

企業とSDGs―企業はSDGsをどうとらえ、取り組んでいるのか?―

最近は企業によるSDGsへの貢献の重要性や実践事例が注目されています。企業がSDGsに取り組む意義は多岐に渡り、雇用や市場の拡大、多様なパートナーシップなど、企業にとってビジネスチャンスであることが企業関係者の関心を集めている要因と言えます。

企業の実践事例として、パナソニック株式会社のソーラーランタンプロジェクトがあります。シャンティは、パナソニックからソーラーランタンを寄贈してもらい、カンボジアの無電化地域の夜間識字教室で利用しています。このソーラーランタンプロジェクトは、SDGsの目標7「すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する」を中心に、目標3「健康な生活」、目標4「質の高い教育」、目標5「ジェンダー平等」、ひいては目標1「貧困の根絶」の達成への貢献を目指した取り組みと言えます。

【Voice】夜の識字教室で活用~シャンティ国際ボランティア会~ | 100 THOUSAND SOLAR LANTERNS PROJECT | Panasonic

セミナー「SDGsのきほん」開催風景

約90%の企業が各社で行動規範や綱領を設定しているCSRは、人権や資材調達、マーケティングに関わる部分が多い状況です。一方、SDGsに対応する方針や取り組みについては40%程度にとどまっています。今後の課題は、企業がCSR活動の中でいかにSDGsに対応していくかだと言えるでしょう。

シャンティとSDGs―持続可能な開発のための教育とは?―

シャンティの活動は、SDGsの目標4「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」と密接に関わります。目標4では、7つのターゲットと3つの実施手段が示されています。そのターゲットは、幼児教育から成人教育、識字や計算能力、職業スキルに至ります。学習環境の整備や、奨学金の充実、教員養成によって、すべての根幹である教育を、すべての人に確保することを目指した目標となっています。

セミナー「SDGsのきほん」開催風景

識字や計算能力などの学力は「認知スキル」と言われ、職業選択の幅を広げます。一方、創造性や批判的思考、問題解決能力や協調性といった「非認知スキル」が社会で働く上で大切だと国際的に認識されてきています。シャンティは「絵本を届ける運動」や図書館設置・運営指導、地域住民研修などを通じて、この非認知スキルを向上に取り組んでいます。

シャンティの取り組みを通じて、子どもの読書力が向上した、自信がついた、学校が楽しくなった、貧困地域に住んでいた子どもの頃にシャンティで識字を学び現在は外交官として活躍しているなど、実績と信頼はゆっくり確実に広がっています。

セミナー「SDGsのきほん」開催風景

社員参加型として企業が参画できるシャンティの活動として「絵本を届ける運動」や「クラフトエイド」、「もので寄付するプロジェクト」などがあります。

内容が非常に盛りだくさんの講演でしたが、参加者の皆様は自分自身がどう関わっていけるのかを念頭に、真剣に話に集中してくださいました。

SDGsの取り組みについてグループシェア

講義の後は、参加者同士で学んだことや感想などを共有してもらいました。「あなた/御社のファーストステップはどのようなことができそうですか」というお題について、付箋に意見を書いてもらいました。

グループワークの様子

社内のCSRに活かす、SDGsを周りに周知していく、自分自身がSDGsについてもっと勉強していく、などの声があがっていました。時間に制限がなければずっと続くような、活発な話し合いで賑やかな雰囲気でした。

「絵本を届ける運動」アジアの子どもに届ける絵本づくり体験会

セミナー終了後、「絵本を届ける運動」の翻訳シール貼り体験会を行いました。参加者は2人1組で1冊の絵本を仕上げてもらいました。

翻訳シールをハサミで切り取ります

日本語の絵本の台詞部分に翻訳シールを貼ります

最後に自分の名前を現地の言葉で書き入れて完成です

絵本の最後のページに現地語で、自分のサインをして完成です。

シャンティ国際ボランティア会では、アジアのまだ本を知らない子どもたちに「絵本を届ける運動」を行っています。ぜひご参加ください。

絵本を届ける運動 特設ページ

イベント報告
シャンティ国際ボランティア会
広報課インターン 西野

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 特集:35周年特設サイト