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ラオス事務所から出版された絵本のおすすめ①

2017.9.30   ラオス

サバイディー(ラオス語でこんにちは)
ラオス事務所の半田です。

先日、ラオス事務所が出版した絵本に目を通す機会がありました。
私、半田が勝手に選んだおすすめの絵本を紹介いたします。

白鳥とカメ(2012年出版)

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(あらすじ)

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白鳥の夫婦がいました。
ある日、白鳥たちは自分たちが住んでいる森から少し遠くに行くと
食べ物がたくさんある池を見つけました。

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数日後、白鳥たちは、再びその池に向かおうとしていますが
白鳥の妻が「少し休みたい」というので、途中で休むことにしました。
一休みした場所で、白鳥たちはお腹を空かせたカメに出会います。

Photo 29-09-2017, 12 26 51
白鳥たちは、「食べ物のある池に向かうので一緒に行かないか」と
カメを誘います。
カメは、「自分は飛べない」と言うと、
白鳥たちは、「カメが口を開けずに棒を噛み続ければ一緒に連れていける」と話し、
飛び立ちます。

Photo 29-09-2017, 12 27 54
森に向かう途中、白鳥たちは「カメを連れて飛んでいる」ことを褒められましたが、
カメはそれに「白鳥が僕を運んでいるんじゃなくて、僕が白鳥を運んでいるんだ!」
と反論しました。するとカメは真っ逆さまに落ちてしまいました。

Photo 29-09-2017, 12 28 06
それからカメの甲羅には割れ目が入ったと言われています。
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実はこのお話は仏教説話の一つで世界中に伝えられています。
ウィキペディアを見ると、アジアのみならずイタリアやアフリカでも伝えられているようです。)

仏教説話とは、もともと仏教の信仰や教えについて説くために用いられたお話です。
こちらによると、このお話のキーメッセージは
「言葉を慎みなさい。そうしないととても危険です」というものです。

うっかりと滑らせてしまった一言や、思わず言いすぎてしまった一言、
または敢えて嫌な言い方をすることによって相手を怒らせてしまったことはありませんか。
よくよく振り返ると、私は思っている以上に口から出る言葉を制御できてないな
と考えさせられました。

一見このお話はオチのある面白い話で終わってしまいがちですが、
実はたとえ話で本当の意味があったとは私も正直驚きました。

この本のように子どもたちが楽しいお話を読みつつも、
その話の本質を理解し、自分たちの生き方の蓄えになってくれたらよいなと思いました。

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