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インターン生活、折り返し地点

2017.10.1   ミャンマー

ミンガラーバァ(こんにちは)、ミャンマー事務所インターンの川村です。

今日は10月1日、2017年も残すところあと3ヶ月になりました。月日が経つのは本当に早いですね。

時のスピードに負けることなく、昨日の自分ができなかったことを今日やる。そんな悔いのない毎日を送りたいと思う今日この頃です。

これは個人的なことで大変恐縮ですが、今月9日に私がミャンマー事務所に赴任して6ヵ月目を迎えます。

初めて書いたブログでは、(1)なぜ国際協力に興味を持ったのか,(2)なぜミャンマーなのか,(3)なぜ国際NGOで長期インターンをするのか,この3点について筆の流れるままに書かせていただきましたが、それから数々の業務を経験し、インターンとしての活動期間が折り返し地点を迎えた今、「実際にインターンとして活動してきて思うこと」を率直に記しておきたいと思い、今回また筆を執ることとなりました!

今回は、I)コミュニケーション:英語と現地語の狭間,(II)インターン活動前半戦を振り返って:図書館支援事業と学校建設事業の狭間の2本立てでお送りいたします!

未熟なインターンの徒然草として、お楽しみいただければ幸いです。

 

(I)コミュニケーション:英語と現地語の狭間

ミャンマーの公用語はビルマ語ですが、日々の業務では英語が公用語です。

実際のところ、現地スタッフとのミーティングやホウレンソウ(報告・連絡・相談)は英語で行なうため、読む(英語の業務資料やメールを読み解く力),聞く(ネイティブではない英語でも聞き取る力),話す(自分の意見を英語で伝えきる力),書く(業務資料やメールを英語で書く力)といった総合的な英語力が求められています。

私の場合、「読む」「聞く」「書く」についてはこれまでの学生生活で培ったもので何とか対応できていますが、肝心の「話す」に関しては正直言ってまだ苦手意識を克服できていません…。

英語に関して言えば、自分が伝えたいことを当意即妙に100%伝えきることが出来ていないまま現在に至る、というのが正直なところです。

それに加えて忘れてはならないのは、ミャンマーの公用語は英語ではなくビルマ語である、ということです。

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これは自分自身の反省点も含めてですが、英語でのコミュニケーションが少しばかり上達したからといって、それだけでドヤ顔を晒してはいけません。

事実、英語でコミュニケーションができるのは事務所の中だけであり、一歩外に出れば英語が通じる人はもちろんのこと、英語表記すら希少なのです。

ビルマ語に限らず、その国の現地語を尊重しない態度はその国の文化を尊重していないことに繋がる、逆に言えば、現地語を理解することはその国の文化を適切に理解することでもあると私は考えています。

実を言うと、ゲルマン語派でもイタリック語派でもないビルマ語の学習はなかなか難しいというのが本音ですが、蝸牛の歩みとは言え、歩を止めてしまったらそこから先へ進むことができないと思うので、小さなことからコツコツと積み重ねていくしかありません。

少なくとも、「ビルマ語を理解したい」という情熱だけは忘れたくはないところです。

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(II)インターン活動前半戦を振り返って:図書館支援事業と学校建設事業の狭間

これまでのインターン活動では、主に学校建設事業のメンバーとして、建設現場のモニタリング,支援者の方々への報告書作成の補助,その他業務資料の作成・翻訳,次年度支援対象校のベースライン調査に関わってきました。

ここで、少しでも私たちの活動をご存知の方は「おや、『本の力を、生きる力に』と謳っているのだから、SVAのコアコンピタンスは図書支援や図書館事業でしょう?学校建設事業ではSVAの肝心なところが理解できないのでは?」とお思いになるかもしれません。

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確かに、私が赴任当初に懸念していたのがまさにこの点で、アジアの図書館サポーター絵本を届ける運動に代表されるような図書支援事業を本丸としているSVAでインターンをさせて頂いているのに、学校建設事業に専従していてはその本質を理解することが出来ないのではないかと余計な心配ばかりしていました。

しかし、これまでのインターン活動を通して確信したのは、学校建設事業も、SVAが掲げる教育・文化支援活動の本質を理解する上で、決して欠くことのできない活動であるということです。

どういうことかというと、すべての人びとに学びの機会を保障することがSVAの教育・文化支援活動の真骨頂ならば、図書館支援事業と学校建設事業との間に本質的な差はないのであり、図書館と学校は決して代替関係にあるのではなく、むしろ互いに欠くことのできない補完的な関係にあるということに今更ながら気付いたのです。

人が持つ能力を、学力や知能指数に代表される「認知能力」と、自己認識,好奇心,創造力といった人間として生きる力を表す「非認知能力」の二種類に分けると、前者の認知能力の育成を学校が担い、後者の非認知能力の育成は図書館が担っていると考えられることからも、教育における学校と図書館の社会的な補完関係を見出すことができると思います。

私たちの活動は、学校建設事業によって「安全で快適な校舎」を提供することでミャンマーの教育セクターをハード面から支援すると同時に、絵本の配架や図書館員のための研修,移動図書館活動などの図書館支援事業によってミャンマーの教育環境をソフト面からも支援しています。

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教育セクターにおけるハード(校舎や学生寮)とソフト(本を読む機会,児童サービス,図書館員の質など)、どちらか片方だけでは不十分であり、両方が健全なバランスにあって初めて価値が生まれるものです。上述の「図書館と学校は決して代替関係にあるのではなく、むしろ互いに欠くことのできない補完的な関係にある」というのはそういう意味だと理解していただければ幸いです。

これまでミャンマー事務所のインターンとして学校建設事業に従事し、その過程でたくさんの敬愛すべき人びとと出会い、曲がりなりにも現行の活動のやりがいとその社会的意義に気付けたことが、私が今回のインターンを通じて得た最も大きな収穫の一つだと感じています。

 

今回はシャンティブログに相応しくない退屈な話が続いてしまい、本当に申し訳ありませんでしたが、むすびにかえて私と同世代である20歳以上30歳以下の皆さまにお知らせがございます!

事業サポート課の浅木スタッフのブログがすでにお伝えしているように、現在SVAミャンマー事務所では、私と同じ約1年間の長期有償インターンを募集しております。

勤務地であるバゴー地域ピー県ピー郡は、知名度こそ低いですが、

世界遺産である古代ピュー王朝遺跡あり!

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ミャンマー三大仏塔のひとつシュウェサンドウ・パゴダあり!

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エヤワディ川の清流を眺めながらリーズナブルな日本食を腹いっぱい味わえるレストラン「横浜」あり!

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都会の空気が恋しくなったら、バス1本でヤンゴンへ!(なんと片道わずか7時間!笑)

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というように、心身が健康でさえあれば十分楽しい生活を送ることができる町、それがピーなのです。(ピーについては、ミャンマー事務所事業調整員の伊藤スタッフが書いたこちらもご参照ください。)

「将来、国際協力業界で活躍したい!」,「NGOで働くとはどういうことなのか知りたい!」,「ミャンマーの教育環境の改善に取り組みたい!」という方、私たちと共に活動してみませんか?

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ご応募、お待ちしております!

 

※本インターンシップは、外務省主催平成29年度NGOインターン・プログラムの一環として実施されています。

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