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子どもに優しい空間とは?

2017.11.14   アフガニスタン

サラーム! アフガニスタン担当の浅木です。

あっという間に11月ですね。アフガニスタンでもだんだんと気温が落ちてきているそうです。
首都のカブールは最低1度を記録することもあるんだとか・・・。

 

さて、以前からブログで何度か触れているパキスタンからの「帰還民」。
これまで、シャンティ アフガニスタン事務所では食糧やビニールシート、毛布、生活用品の配布を行ってきました。

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(いままでの配布事業の様子)
配布支援を続けていく中で、現地から挙がってきた要望は「子どもたちを学校に行かせてほしい」というものでした。
ただでさえ子どもの多いアフガニスタンの学校では、帰還民を受け入れていれることで教室は飽和状態になっています。かといって安心して子ども預けられる施設も皆無です。

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このような要望に対応する形で、シャンティでは「子どもの教育・保護支援」を今月から開始しています。
この事業の中心となるのは、①子どもに優しい空間(Child Friendly Space)の設置、②安全に過ごせる仮設教室の設置です。 今日は、この①子どもに優しい空間についてご紹介したいと思います。

 

 

あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、「子どもに優しい空間」は日本でも震災時に避難所の一角に設置されました。
災害、紛争といった状況下では、日常生活は一瞬にして過酷な状況に変わります。
帰還民は本国に帰還した後も、定住できずに移動しながら暮らす世帯が多く、子どもたちは心身ともに大きな影響を受けています。
混沌とした状況へ対応するために、大人は通常のようには子どもへ手が回りませんし、
ましてや子どもは、頼りにしていた両親や大人がすっかり絶望している姿を見ることすらあります。

 

まだまだ自分の力では気持ちを表現したりコントロールできない子どもたちに居場所を提供し、心理社会的なケアを通して普段の生活に戻れるような機会を提供するのが、この「子どもに優しい空間」です。もちろん遊びや学びへのアクセスも担保されなければいけません。

 

例えば、東日本大震災時に子どもの間で流行った津波ごっこや地震ごっこ。
これは自分ではコントロールできなかった震災をごっこ遊びを通して再演、この恐怖や不安を克服するプロセスだという見解もありました。

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(子ども図書館でお絵かきをする子どもたち)

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(イベントで歌の発表をする子どもたちの様子)

 

この空間では、子どもの体験した不安の克服をしっかりと見守り、日常性を取り戻すこと繫げるケアを行います。
またパキスタンで育った子どもたちが、アフガニスタンの子どもたちに馴染めず軋轢が生まれている、学校に編入しても授業についていけず途中で離脱してしまうといった例も報告されています。
このような事例にも対処できるよう言語学習を中心とした特別教室も開講し、子どもたちの教育の機会に繋げます。

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1人でも多くの子どもたちが、安らげる場所になるよう現地スタッフと共に作り上げていきたいと思います。
応援宜しくお願いいたします!(1口1000円からご寄付いただけます。ご協力お願い致します。)

 

いま、アフガニスタンで何が起こっているのか。現地職員が語るイベントはこちらから。
ご応募お待ちしております!

そして、今年の報告会はなんと東京だけではありません!
静岡浜松にて山本所長、ワヒド所長代行による報告会を実施します。

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11月24日(金) 15:00~
浜松市中区中央一丁目13-3 浜松市民協働センター 2階研修室

JR東海道・新幹線:浜松駅から徒歩8分
遠州鉄道西鹿島線:遠州病院駅から徒歩2分

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ぜひご参加ください。

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