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栄吉さんの部屋:鳥になりたい

2017.12.20   スタッフの声東京事務所より

鳥になりたい

こんにちは。NGO海外研修プログラムの運営及び訪問調整業務を担当している山本栄吉です。今日は古里(ふるさと)をテーマに書きました。

その昔、遣唐留学生だった阿倍仲麻呂が「天の原・・・三笠の山にいでし月かも」と歌ったり、時代は下って、戦時中には「誰か故郷を想はざる」が流行ったりと、人々の古里への思いは古今東西を問わず変わらないし、生まれ育ったところへ戻りたいというのは、人間の原始的欲求に他なりません。

ところが、私たちの活動地域だけに限って見ても、望郷の念を募らせながら、難民キャンプの中で人生を終えざるを得ない人もいるし、その二世までもが、親が帰りたいと渇望していた古里に中々帰れない現状があると聞いています。

▼ご参考:難民キャンプの現状

共に進んでいくこと

私の知人に、その昔、何をしたわけでも無いのに、ある社会主義国から出国できずに、日本への望郷の念を抱いたまま長年そこで暮らさざるを得なかった人がいます。夏の草むらに寝転がり、青い空を見上げ、「鳥になりたい」と涙したことがあると聞きました。自由の天地日本は、風に乗れば何とか辿り着けるところにあったのですから。

通勤途上で「♪誰か故郷を想はざる」などを聴くことがあります。私なりの思いがあってこれを聴いているのですが、望郷の歌を楽しんでいる場合ではないぞと別の私が声を掛けてくることがあります。私たちの力では翼を提供する事は出来ないけれども、その時が来たならばすぐにでも飛び立てるように、体力、知力を養っておいてもらいたい。自分は僅かでもその為のお役に立てているのだろうかーそんな自問自答をしながら、今日も一日仕事をしています。

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東京事務所 事業サポート課
山本 栄吉

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