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2018年 年頭のご挨拶 会長 若林恭英

2018.1.1   東京事務所より

明けましておめでとうございます。
平成30年の幕開けを益々ご健勝にてお迎えのことと拝察申し上げます。

カンボジア難民支援活動から始まった活動は、今年で37年目になりました。時も移り、当初の第一世代から第二世代に引き継がれる中で、より一層この活動の意義を伝えていかなければならないと、肝に銘じています。

お釈迦様生誕の地ルンビニがあることで知られるネパール。2015年、大震災に見舞われました。シャンティは支援の届きにくい郡部に緊急救援に入り、全半壊した学校に仮設校舎の建設やトイレの設置、学用品の配布、女性向けシェルターや子どものための空間の設置などを行いました。活動の中で見えてきたのは、ネパールは元々多くの社会問題を抱えていることでした。そこでシャンティは復興支援に継続して取り組んでいくことにしました。

2017年より首都カトマンズに事務所を設け、地元の支援団体と協働して教育支援活動を開始しました。大震災で明らかになったのは、地震大国でありながら防災教育がほどこされていなかったことです。これを踏まえネパール政府も安全な学習環境と学校防災を行う包括的学校安全化アプローチ(CSS)を採ることを決めました。そこでシャンティは、耐震化されたモデル校(シャンティ・デビ小学校)を建設すると同時に、先生も使いやすく子どもたちが学びやすい防災紙芝居を作成中で、各小学校へ配布し活用してもらう予定です。

学校とひとくちに言っても、その存在意義は日本で考える以上のものがあります。子どもたちを取り巻く環境は、地方に行くにしたがって児童労働や人身売買が横行し、決して教育に適したものとは言えず、学校は子どもを保護する場としての機能もあります。これは地域の人々も認識し、早く子どもたちが安心して学べる環境を作り、自立への力を養ってほしいと願っています。今後は、こうした地域の皆さんと力を合わせ教育環境の改善に向け、裏方として寄り添って行きたいと念じております。

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
会長 若林 恭英

若林恭英(シャンティ国際ボランティア会 会長)

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