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写真で振り返る東北事務所の2017年

2017.12.28   東日本復興支援

12月に入ってのこと、気仙沼市社会福祉協議会から、気仙沼事務所の活動(災害ボランティアセンター運営支援とコミュニティセンター支援)に対して感謝状をいただきました。気仙沼事務所は2016年に活動を終えていますが、気仙沼事務所スタッフを中心としたこれまでの「支え」の姿勢を認めていただけたことはとてもうれしく、また今後の励みにつながる出来事でした。

2017年も、さまざまな出会い、出来事がありました。年の瀬ということもあり、今回は東北事務所の2017年の振り返りにお付き合いください。まずは1月の岩手から。

雪のコミュニティー図書室
岩手の湘南とも言われる陸前高田ですが、雪が降りました。陸前高田コミュニティー図書室のまわりも雪景色に。「アジアの友を支援するRACK」から建設費をご支援いただき、2012年4月、陸前高田市小友町のモビリア仮設団地内にオープンした図書室。仮設団地自治会、仮設団地をサポートする地元NPOのご協力もあり、無事に5回目の冬を迎えられました。

聞き書き本完成
2月【福島】「思い出話から故郷を前向きにとらえ直す」シャンティ山元事務所(現・南相馬事務所)は、南相馬市の地元団体「まなびあい南相馬」による聞き書き活動を取材・編集面でサポートしてきました。原発事故による避難指示が解除され故郷に戻った方に聞く、南相馬市小高区の懐かしい話などが本になりました。

 

山元運行終了
3月【宮城・福島】宮城県山元町、福島県南相馬市で行ってきた、移動図書館車による仮設団地への訪問を終了しました。山元町での最終貸出日には、企業グループ全体で運行ボランティアを送り続けてくださったブックオフコーポレーションから、中心メンバーのおふたりが駆けつけてくださいました。さまざまな方に支えられた活動でした。

南相馬事務所
4月【福島】2012年夏に事務所を開いた宮城県山元町を離れ、JR常磐線原ノ町駅そばに事務所を移転。事務所名も「南相馬事務所」と変更。事業の軸も、復興に向けた地域の団体・組織の活動をサポートすることへと移しました。

サロンサポート

5月【福島】南相馬市小高区の保健福祉センターで開かれるサロンのお手伝いを開始。翌6月には、同市原町区の地域文庫「ちゅうりっぷ文庫」の活動への協力も始めました。

コミュニティー図書室閉館

7月【岩手】東日本大震災により岩手県沿岸地域の図書館が甚大な被害を受け、シャンティが移動図書館車で仮設団地の訪問を開始したのが2011年7月のこと。それから約6年、陸前高田市の市立図書館が本設に。待ちに待った再スタートです。私たちも役目をひとつ終えたことを感じ、この7月末に陸前高田コミュニティー図書室の図書サービスを終了しました。自治会がお疲れ様会を開いて労ってくださいました。この間を支えたスタッフも涙はなく、笑顔でこの日を迎えられました。

宮崎県小林市へ
8月【宮城・福島・宮崎】宮城県山元町、福島県南相馬市で活躍した移動図書館車のうち一台は、宮崎県小林市へ。8月、その様子が届きました。もともとこの車は、東日本大震災の被災地支援として凸版印刷が仙台で運行していた図書館車を譲り受けたものです。どこを走っていても、広い空の下で思いがつながっているのを感じます。

9月【岩手・宮城・福島】これまで移動図書館やコミュニティー図書室の様子を紹介してきたFacebookのファンページを閉じ、10月からは、シャンティの本ページで情報を発信することになりました。これまでと変わらず、現場からの「発信」を大切にしていきたいです。

サロン寄席11月【福島】公益社団法人落語芸術協会の協力の下、小高保健福祉センターのサロンで「サロン寄席」を開催しました。噺家さんの熱演に、何度も大きな笑いが起き、会場も暖房がいらないほどに。南相馬事務所は、「笑い」も大切にしていきます。

記録誌お披露目トークショー
12月【岩手・宮城・福島・東京】東日本におけるシャンティの2000日あまりの活動をまとめた記録誌『試練と希望 東日本大震災・被災地支援の二〇〇〇日』(明石書店刊)が前月末に発刊され、そのお披露目を兼ねた報告会を東京で開催。会場には、気仙沼事務所の元スタッフの姿も見えました。このほか、東京の私立校図書館で、2011年7月にスタートした移動図書館活動において「本が果たした役割」についてお話する機会をいただきました。シャンティが東北で学んだことをまとめ、これからもお伝えしていきたいと思います。

南相馬市立図書館のBM
そして、本投稿前日の12月27日、南相馬市には暴風雪警報が…。この日も、市立図書館が南相馬市小高区の保健福祉センターのサロンおよび災害公営住宅へ訪問する移動図書館活動のお手伝いをしました。雪の中の活動に気持ちが引き締まります。市立図書館職員の明るい声、1℃、2℃の気温の中でも、やって来てくださる利用者の方の笑顔に、心があたたまりました。

長くなりました。2017年、ここに書ききれない、さまざまな出会い、出来事、悲しい別れ、うれしいサプライズ、さまざまありました。本年も大変お世話になりました。どうもありがとうございます。そして、南相馬事務所では2018年も活動が続きます。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

南相馬事務所 古賀東彦

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