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日曜日も読書推進活動をしていた、イン職員。

2018.2.9   タイミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

こんにちは。

メーソット事務所からです。

今回は日曜日のお話です。

メーソットの事務所では職員の多くがキリスト教徒であり、日曜日には教会に通っている職員も何人かいるようです。

そんな中、私はキリスト教徒ではないのですが、先月末メーソットにある教会での日曜日の礼拝に行ってみました。

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実はこの教会には以前一度、訪れたことがあります。

というのも、この教会には私たちの事務所から、いつくかのタイ語の図書を届けているからです。またこの教会はメーソット事務所の職員、インさんの通っている教会でもあります。

今回は少し、このタイ語の図書を届けた背景と、イン職員の教会での姿について書かせていただきます。

●キャンプ内図書館のタイ語の図書

私たちの事務所は難民キャンプでの活動を主なプロジェクトとしているため、扱うほとんどの本が難民の人びとの言語であるビルマ語・カレン語で書かれた、もしくは翻訳されたものです。

ですが、以前はキャンプ内の図書館にはタイ語の図書もUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)との連携のもとで扱われていました。というのも、過去にはタイ語コースを実施する事業もなされていた時期があり、タイ語を習い、タイ語の図書を利用する人びともいました。

しかし、現在難民キャンプ内の学校で教えられているのは主にカレン語、ビルマ語、英語です。ほとんどのキャンプではタイ語は授業の科目に含まれていません。そのため、タイ語をいくらか話すことのできる人はいますが、タイ文字を読むことができる人はあまりいないようです。

そのような中で、昨年、キャンプ内のコミュニティ図書館で眠っていたタイ語の図書を集めて、いくつかの教育施設や文化施設に寄贈することになりました。図書と図書館内のスペースのより良い活用のためです。

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こうして、計903冊のタイ語図書が、キャンプの周辺にあるタイの学校などの6カ所の施設に届けられました。

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そして、その施設のうち一つが、メーソットにあるバプティスト派教会、サマーン・サーマッキー教会です。

●メーソットの教会にも図書を届ける

私たちの事務所の図書館アシスタントコーディネータのイン職員は、普段からこの教会に通っています。

この教会の日曜日の礼拝には毎週約60人の地域住人が参加していて、その中には小さい子どももいます。そのため、礼拝の後半では子どもと大人が分かれ、子どもたちはフリータイムのような形で他の部屋で自由に過ごす時間があります。しかし、その子どもたちの時間にする活動があまりたくさんないことに気づいたインさんは、読書を楽しむ時間を教会にも作ろうとこの教会にもタイ語図書を届けることができると思いつきました。

そして2017年8月、タイ語図書を60冊、教会に届けに行きました。

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イン職員(左)と牧師さん(右)*クリックするとFacebookでの投稿ページが開きます。
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●日曜日の教会
その図書配布から半年近くたった先月の日曜日、私はインさんの通う日曜日の教会に行ってみました。

前半の礼拝を終えた後、子どもたちは違う部屋に移動します。そしてその日はインさんも子どもの部屋に行き、その手には折り紙の入った袋… 絵本の置かれている部屋で、折り紙教室が始まりました!難民キャンプの図書館でおなじみの姿です。

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難民キャンプの研修会などで教えている動物や魚の折り方を伝授し、皆で折り紙を楽しみました。

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毎週お母さんと教会に来ている女の子に、少しお話を聞いてみました。

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「今日は、礼拝の後に折り紙をしました。
折り紙では、動物や魚を作りました。
特に気にいたのはイカです。
ハサミも使って足を形作りました。
これまでにも折り紙はしたことはありますが、今日作ったものはどれも初めて学んだものです。」

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小さい子どもたちと一緒に行ったので、ときに横に座っている友達を助けてあげたりしながら、折り紙を楽しんでいました。

そしてそのあとには自由な読書の時間。

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シャンティが配布したタイ語の絵本を開き、読書を楽しむ子どもたち。

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「教会の日曜学校のほかには、小学校にも図書館があります。
家にも絵本があるので、お母さんに読んでもらっています。私の好きな絵本は、うさぎと亀のお話です。
今手に取っている本は、絵がとてもかわいいです。最後のページは、ゲームがのっているので、一番気に入っています」

●終わりに
こうして私は週末の教会でも絵本や折り紙をする機会を子どもたちに創っていたインさんの新たな一面を知りました。
今はまだ、部屋の一角に図書化並べられているだけですが、これから牧師さんとも相談して、本棚を設置し、よりよい図書コーナーを作りたいと言っていました。子どものための図書館のないメーソットですが、小さな空間から始められることがいろいろあるということを感じました。

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以上、読んでいただきありがとうございました。

また、引き続き、ミャンマー(ビルマ)難民支援事業へのご支援を募っています。こちらから参加いただけますので、どうぞよろしくお願いいたします。

また、私たちの事務所の活動はFacebookでもフォローいただけます。

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所
田村

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。