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第八回「図書館にいる人びと」

2018.2.22   ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

こんにちは。

今月紹介するのは、メラマルアン難民キャンプの若い図書館員さん、タムヒン難民キャンプの高等学校の先生、そしてヌポ難民キャンプのキャンプ委員会の職員さんです。
ぜひ読んでいただけると幸いです。

●「図書館にいる人びと」のストーリー

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「私の名前はノー・シー・エー・ポーです。18歳です。第4地区に住んでいます。私はここで図書館員として働いています。

私には子どもが一人いて、私が働いている間は夫が子どもの面倒を見ています。私には妹もいて、彼女は学生です。私は様々な本について知りたいと思っています。そして、子どもたちも大人の図書館利用者についても、彼らの図書との経験をサポートしています。先輩の同僚から図書館員のスキルを学びえることができます。図書館で私は、読書・図書を通して多くのことを学ぶよい機会に恵まれでいます。」

―2017年10月、メラマルアン難民キャンプにて


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「私の名前はソー・ショウ・レイです。タムヒンキャンプに難民として2003年から暮らしています。図書館を提供し、支援してくださる団体の皆さまに感謝したいです。

時間があれば、私はいつも図書館に本を読みに行きます。そして読書を楽しむのです。図書館では様々な種類の本が入手可能です。多くの本は教育的な知識を私たちに与え、物事を理解することを可能にします。多くの人びとが図書館に行って読書を刷ることはよいことです。今日私は、この図書館に読書をしに来ました。同時に、読みたい本を予約しようと思っています。以前に調べた本のリストをメモ書きして持ってきました。

私はキャンプの高等学校で英語の教師をしています。ここでは、特に若者にとっての機会が非常に限られています。彼らには将来がなく、希望を持つことがとても困難な状況にあります。ミャンマー国内に皆は変化があるといっています。しかし、今回も何も変わらないと思います。よくならないと思います。戦略的に結ばれた停戦合意はいつも破られるからです。そしてカレン族の内部でさえも分裂が起きています。政治的利益や経済的利益で、事態はより複雑化しています。
私たちが得られる情報にも、一方的に書かれたもの、個人的なものなどがあり、信頼できる情報と疑うべき情報があり、すべてを信じられるわけではありません。さまざまな情報元から物事を知る必要があります。ぜひ、キャンプの外で得られる知識、学問的知識を私たちに共有してほしいです。

私は約一年前、国外の大学に進学することを試みましたが、あと一歩のところで引き返さざるをえなくなりました。キャンプで受けた教育は、実際に村に帰ると使い物にならないような扱いを受けます。
私の今後については、非常に不透明ではありますが、何かするとしたらもう一度国外への進学をし、さらに勉強したいと思っています。次はインドの大学です。次といいますか、これが私の持つ最後の手段です。」

―2017年11月、タムヒン難民キャンプにて


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「キャンプ内の生活を見ると、私たちはキャンプで多くの恩恵を受けていると個人的には感じています。その恩恵とは、コミュニティ図書館がキャンプに設立されていることなどです。私たちは子どもたちが本から得られるより多くの知識を探求しているところを見てきました。一方で私自身も、そう思えば本を探しに図書館に来ています。読む本を探しに来るのです私は歴史の本が好きで図。なぜなら、次世代の子どもたちにその話を伝えることができ、また周りの人びとに共有することかできるからです。好きな本を読みに来ています。そしてそれは私にとってとても有益です。自分の経験からは、このような本を読むととても役立つのです。私の精神を磨き、アイデアを与えてくれます。より多くの知識を求めて学び、読書を刷ることによって、私は人前に立つこと、人前で話すことへのさらなる自信をつけています。

そして、キャンプ内の人びとは、キャンプにたどり着く前にはほとんど知識を持っていないのです。しかしここで暮らす中で、図書館を知り、NGOからの研修を受けます。そのうち何人かは、もともと文字も読めず書けなかった人もいます。しかし今、彼らは読み書きができ、話すことへの自信がさらに高まっています。これは非常にありがたいことです。彼らが学ぼうとし、そして本を読もうとするからです。さらに読書ができるようになれは、さらに多くの本を読もうと図書館に行くようになります。より読書を刷ることで、より知識を得ます。そしてそれらの知識を他の人びとに共有するのです。これはコミュニティにとってとても有益なことです。

そして学校についても考えます。もし学生を比較してみると、つまり都会の学生と比べるのではなく、私たちの国(ミャンマー、カレン州)の学生と比べると、国内でジャングルや小さな村に暮らす学生たちは、非常に機会が限られています。しかし、そのうち何人かは難民キャンプにたどり着き、ここで学校に行き勉強をすることができるのです。さらには、彼らには読書をしに行くことができる図書館もあるのです。これらの子どもたちは、賢くなり、人々の前に立つようになり、人前で話すさらなる自信をつけます。これはとても有益です。2点目に、図書館で本を読むことを通して、考えや目的意識が芽生えてきます。そして図書館ではいつも様々な活動があります。見て、読んで、参加することを通して、彼らの自信が高まります。私たちの物事の行い方、活動への参加のし方は、母国のジャングルで暮らす子どもたちとは全く異なります。これらすべては、ここで暮らしていることによる、彼らへの恩恵なのです。」

―2017年12月、ヌポ難民キャンプにて


これからも難民キャンプの図書館にいる人びと、活動の様子を
ブログ・Facebookを通して皆さまに共有していきたいと思いますので、
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所
田村

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。