シャンティブログ

  1. ホーム
  2. シャンティブログ
  3. イベント「社員が参加できるボランティア&企業とNGOの連携事例-翻訳絵本ワークショップ」開催報告

イベント「社員が参加できるボランティア&企業とNGOの連携事例-翻訳絵本ワークショップ」開催報告

2018.4.27   イベント報告絵本を届ける運動

ECOM駿河台 企業ボランティア&絵本貼り体験

2018年4月26日、 東京・御茶ノ水にある「ECOM駿河台」にて、社員が参加できるボランティアや&企業とNGOの連携事例を紹介し、実際に社員が参加できる「絵本を届ける運動」の作業を体験いただくイベントを開催しました。社内で絵本貼り体験の企画を検討している方、社員のボランティア参加事例を探している方などにご参加いただきました。

「はじめての絵本キャンペーン」社員が参加できるボランティア& 企業とNGOの連携事例 アジアの子どもに届ける翻訳絵本ワークショップ

企業・社員がボランティアに取り組む意義

そもそも、なぜ企業として社員にボランティアに参加してもらう必要があるのでしょうか。

社員へのボランティア参加を促す意義は、2015年9月の国連総会にて国連加盟193カ国の全会一致で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」で説明することができます。SDGsよりも以前の国際目標である「ミレニアム開発目標(MDGs)」は、途上国における課題の解決に主眼が置かれていましたが、SDGsは途上国だけでなく先進国も目標の対象であり、達成に向けた担い手だと定められています。

特に「目標17:パートナーシップで目標を達成しよう」の中には、官(政府)・民(企業/営利セクター)・市民社会(非営利セクター)のパートナーシップを強化することが盛り込まれています。企業としての連携はもちろん、社員一人ひとりが個人として目標達成に向けた取り組みに参加するボランティアも、パートナーシップの強化、およびSDGs達成へ向けた参加の一つと言えます。

企業が取り組むSDGsの意義

また、企業がどのようにSDGsを活用すべかを示した企業の行動指針「SDGsコンパス」では、企業がSDGsに取り組む意義が示されています。

1.将来のビジネスチャンスの見極め
2.企業の持続可能性に関わる価値向上
3.ステークホルダーとの関係強化、新たな政策展開との同調
4.社会と市場の安定化
5.共通言語の使用と目的の共有

出所;SDGs の企業行動指針 – SDG Compass(PDF)

SDGsコンパスの他にも、企業や団体のSDGsへの取り組みを表彰する「ジャパンSDGsアワード」やSDGsを日本で実施していくための日本企業向けガイダンス「SDGs達成に向けた日本への処方箋」など、SDGsを推進する制度や資料が続々と生まれています。

 

社員が参加できるボランティア例

近年、外資系企業を中心に「社員のボランティア参加」を積極的に取り組む企業が増えています。しかし、いざ社員にボランティアの参加を勧めても、仕事が忙しく参加できる時間がなかったり、場所や人数の制約など、課題もあります。

内閣府の平成28年度「市民の社会貢献に関する実態調査」では、参加の妨げとなる要因として「参加する時間がない」(53.8%)、「ボランティア活動に関する十分な情報がない」(39.8%)、「参加するための休暇が取りにくい」(31.2%)などが上位を占めています。時間的制約の割合が大きく、十分な情報がない点も参加の妨げとなっています。

SDGsの目指す「持続可能な開発」は、各NGO団体が取り組む課題を含んでおり、NGOはSDGs達成に向けて尽力しています。またSDGsは、NGOの活動を測る「基本尺度」となるほか、政府や企業など、他セクターと協働、連携するための「共通言語」としても機能します。

シャンティの活動は、SDGsの「目標4:すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」における「7つのターゲット」と「3つの手段」のほぼすべてを網羅しています。

そんなシャンティの活動に関わり、参加する方法はたくさんあります。これまでも、シャンティは多くの企業と連携してきました。例えば、社員が参加できる取り組みとして、「もので寄付するプロジェクト」や「社内イベントでのフェアトレード商品の販売」などがあります。

社内でフェアトレード商品を販売したり、お客さんに出す飲み物をフェアトレード商品にする取り組みも

 

例えば、打ち合わせなどで訪問されたお客様にお出しする飲み物を、フェアトレードの紅茶やコーヒーにしている企業などもあります。

社員も参加できるボランティア「絵本への翻訳シール貼り」を体験

ボランティアに参加する意義や参加方法についてご紹介した後、ミャンマーの子どもたちに届ける絵本作りに参加していただきました。

絵本に貼る翻訳シールをハサミで切り取ります

「絵本を届ける運動」は、前述した「ボランティア参加を妨げる要因」の上位理由のうち、「参加する時間がない」や「参加するための休暇が取りにくい」などの課題をクリアしやすいボランティアと言えます。社員が自宅に絵本を持ち帰り、家族と一緒に翻訳シール貼りをすることもできます。好きな時間に、好きな場所で参加できるのが「絵本を届ける運動」の特徴の一つです。

社員が参加できるボランティアを探して企業の担当者が参加してくださいました
「おっぴいのひみつ」(福音館書店)

会社として「絵本を届ける運動」に参加する方法はさまざまあります。

・社内でのボランティア参加プログラム
・自宅での親子の取り組み
・社員研修での取り組み など。

例えば、社内で新人研修や役職別研修の一環として「絵本を届ける運動」に参加していただいたケースがあります。研修に「絵本を届ける運動」を取り入れ、国際的なマインドやボランティア精神の醸成、グループワークによる団結力やコミュニケーションの促進を目指したこともあります。

他にも、社外PRも兼ね、企業とシャンティとでタイアップイベントを開催することも可能です。主に小学生の親子を対象にした夏休みの宿題イベントを開催したり、ボランティア体験企画やお客様感謝デーでの体験など、さまざまな協力実績があります。

絵本の翻訳シール貼りに夢中に

社内で「絵本を届ける運動」の参加、実施をご検討中の方で、大勢の参加をご希望の際は、絵本の準備に時間がかかるため、1カ月前までにお申し込みいただけると幸いです。まずはやってみたい、という方は、ぜひ「絵本を届ける運動」特設ページからお申し込みください。

絵本を届ける運動 特設ページ

ちなみに、シールを貼る作業の難易度の目安を ★ の数で表記しています。

★   はじめてでも安心(お子さんと一緒に作業するときにオススメ)
★★  ほどよく楽しく (おとなであれば大丈夫)
★★★ じっくり集中  (参加経験のある方向け)

 

今回、イベントでご紹介した参加方法はあくまでも一例です。「社員が気軽に参加できるボランティア」や「NGOと協力したCSR」にはさまざまな形があります。ボランティアやCSRにご関心のある方は、ぜひ上記の事例を参考に、参加方法をご検討いただけますと幸いです。

【イベント報告】
シャンティ国際ボランティア会
広報課 広報担当 召田 安宏

 

「はじめての絵本キャンペーン」の一環として開催しました

新学期新生活「はじめての絵本キャンペーン」

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 特集:35周年特設サイト