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「先のことは話したくも考えたくもない」難民キャンプの人々は今

2018.7.7   東京事務所より

東京事務所の常務理事の市川です。

2018年5月末に、タイ・ミャンマー国境のメラ難民キャンプへ2年ぶりの訪問。シャンティとして、このキャンプだけでも6カ所の図書館を運営しており、そのモニタリングと関係者へのヒアリングしました。

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

国際社会の関心は、難民キャンプからミャンマー国内へ移り、年々支援が減り、世界から忘れさられていますが、いまだ約10万人が難民としての生活を余儀なくされています。中には、30年以上キャンプ暮らしの人もいます。他の国へ移住できる第三国定住の道がほとんど閉ざされた一方、ミャンマーへの本国帰還も進むのか否か、まったく状況がつかめません。ある難民の方が「今は、嵐の前の静けさ。先がどうなるかわからないし、話したくも考えたくもない」という言葉が突き刺ります。自分の人生が自分で決められない、なんとも言えない雰囲気がありました。

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

そんな中、当会の図書館の若いボランティアのメンバーと話す機会があり、中学生から高校生の女子5人組。

「好きな教科は英語で、嫌いな教科は数学」
「図書館ボランティアで人形劇を初めてした時、最初はとっても緊張!」
「日本って、とても良い国だって、おじさんから聞いたの。着物が素敵で、山があって、礼儀正しいて聞いたことがあるの」

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

はにかみながらも話をしてくれた、屈託ない笑顔に心が洗われました。

シャンティとして、きちんと難民の皆さんとどこまで寄り添えるのか大きな宿題をもらいましたが、ホッとした瞬間でもありました。

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