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【平成30年7月豪雨】緊急救援報告会 開催報告

2018.7.26   イベント報告東京事務所より緊急救援

2018年7月25日(水)、「平成30年7月豪雨 緊急救援報告会」をシャンティ国際ボランティア会 東京事務所で行いました。

西日本豪雨の調査・支援活動はジャパン・プラットフォームの支援を受けて行っています。

西日本での豪雨災害発災後の7月12日から現地に初動調査に入った常務理事の市川と事務局長の関から初動調査時の現状や必要な支援についての報告がありました。当日9人の方がご参加くださり意見交換なども行われました。

※本調査、活動は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援を受けて実施しています。

広島・岡山に関する報告(常務理事:市川より)

2018年7月12日から、広島県三原市、呉市、広島市に入り調査を行いました。1日ごとに状況が変わる中、1番大変だったのは移動。普段は1時間で通れる道が「道路が使えない」または「道路状況が悪い」などの理由から渋滞が起き、3時間かかりました。

三原市の避難所に着くと一時は500人ほどいた避難者が50人に減り、物資も行き届いている様子でした。しかし一方で三原市は全体で水が止まっていること。また呉市に隣接する小屋裏では山間地域でのボランティアが不足しており、お話を聞かせて頂いた70代の女性は1人暮らしで、家の片づけを1人でしなければならない状況にいること。非常に厳しい現実を目の当たりにしました。しかし一方でこの山間の地域はボランティアの受け入れをした経験が無いため、地域外のボランティアが入ることへの心配も強くあったという話が印象的でした。

大神直子さん(70代女性)の自宅(小屋浦)小

被災した女性のお宅

大神直子さん(70代女性)の自宅(小屋浦) (2)・小

このお家をたった一人で片付けなければなりません

 

その後、岡山の真備町に移動。水は引いていましたが、浸水した家などから運び出されたごみが道路の両脇に積み上げられている通称ごみロードもあり大変な状況を再認識させられました。

床上浸水をしたお寺や家屋も多く、2メートル以上浸水した場所も。ただ、真備町に関しては報道も大きくされていることや道路が比較的広く重機も入りやすいため、小屋裏地区などのエリアよりは格段に片付けの進み具合が早いということでした。

しかし、真備町でも小屋裏の様な山間の地域であっても共通して言えることは、一人暮らしのお年寄りは手助けをしてほしくても、なかなか声を上げられないため支援が遅れていること。また多くの地域で水が止まっているため酷暑の中での水問題が深刻であること。そしてボランティアの受け入れについて差が大きくあること。受け入れている地域もあれば、慣れていないためにボランティアの受け入れが進んでいない地域もあるということでした。

 

愛媛に関する報告(事務局長:関より)

愛媛では特に被害の大きかった西予市に調査に入りました。松山から車で南下しましたが、川沿いの地域の被害は甚大で、道路の状況からも水害の恐ろしさが垣間見えました。西予市の野村町の避難所では昼間は多くの人が片付けに出ていて残っている多くはお年寄りでした。避難所の多くは被災を免れた地域の方が来て料理をしていて、地域間での絆の強さを感じました。

松山市周辺で購入した物資を配布しながらヒアリングをすると、物資は来ているが、ボディーシートや尿漏れパットは不足しているため、特に需要が高かったです。また、調査で入った際に印象に残ったこととして、市立図書館から本が届けられていたことです。少しでも癒しになればということで避難所に置かれたそうです。

20180725-016

別の日に行った公民館の避難所では中学生の男の子がいてお話を聞くことが出来ました。彼は両親と一緒に住んでいて、豪雨の日は朝7時頃に水かさが増して危険を感じたため避難。お父さんが近所に住んでいる祖父母の家にも行き声をかけましたが、全員で逃げる時にはもう水が膝の位置まできていたそうです。彼は「自分のものがどうなっているのか知りたいけど、片付けは危険だから行くことが出来ない。友達にも会いたいけど、豪雨後この状況の中で夏休みに入ってしまったので会えない。ケータイもつながらない。」と話してくれました。

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)報告会

シャンティは愛媛にて、地元の青年会(福祉活動を行う若い僧侶のグループ)と協力して路上カフェと傾聴活動を行っています。路上カフェでは家の片づけなどをしている住民やボランティアの方を対象に塩あめやかき氷の提供を行いました。また、傾聴活動では避難所の一画でお茶などを出しながら地元のお坊さんを中心に訪れた被災者の話に耳を傾けました。中には顔をほころばせて1時間近くお話をしてくれた方もいらっしゃったそうです。

今後のシャンティとしての取り組み

今回の初動調査を受けて、シャンティとしてはあまり他の団体も支援に入れていない愛媛の西予市に場所を絞って以下の活動を考えています。

・時期ごとのニーズに応じた物資配布
・傾聴カフェの実施
・避難所サロンの運営
・地元の読み聞かせグループの活動支援
・ボランティアの活動支援
・被災地交流プログラム(予定)

被災地には多くの団体やボランティアが入っていますが、まだまだ人手が足りていない状況です。

阪神淡路大震災以降、国内災害の支援活動を行ってきたシャンティの経験を活かし、平成30年7月豪雨の被災地での支援活動に取り組んで参ります。

※平成30年7月豪雨に関する調査、支援活動は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援を受けて実施しています。

「平成30年7月豪雨 緊急募金」受付中です

被災された方々へ必要な支援を届けられるよう、緊急募金にもご協力よろしくお願いいたします。

今すぐ寄付する

今後シャンティは、被災者の方々に寄り添いながら、物資配布や傾聴カフェ、サロン運営、地元の読み聞かせグループの活動支援などに取り組む予定です。

平成30年7月豪雨の緊急支援活動については、順次シャンティブログでご報告してまいります。

シャンティブログ「平成30年7月豪雨」

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