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悪化するアフガニスタンの治安状況

2018.7.24   アフガニスタン

アフガニスタンの治安状況は悪化しています。


過去10年間で最悪

 

UNAMA(国連アフガニスタン支援ミッション)の報告書によると、

2018年1月から6月までの半年間で、民間人の死者は1,692人、負傷者は3,430人でした。

これは過去10年間で最悪の数字です。

 

子どもを含めた一般のアフガニスタン人が、以前に増して危険にさらされています。

 

以前のブログでも触れましたが(国連安保理「紛争地域の子どもの権利保護」決議が採択されました)、教育関連施設への攻撃も増えています。

 

東部ナンガハル県では2018年6月の1ヶ月間だけで、少なくとも12回もの攻撃が教育施設に対して行われました。

 

7月には、ナンガハル県コギャニ郡の学校に男たちが侵入し、3人の警備員を斬首して殺害し、学校の事務所と図書館に放火しました。

 

また6月には、ナンガハル県の教育省が自爆テロの標的となり、教育庁の建物から脱出するため2階から飛び降りるなどして何人もの公務員が負傷する事態となりました。

 

 

学校保護宣言

 

アフガニスタンは、「学校保護宣言」(SAFE SCHOOLS DECLARATION)に署名している国です。

しかし、この宣言は紛争下において教育施設を特に保護することが目的ではあるものの、主に各国政府に対し実行を求めるもので、ISのような組織は対象になりません。

 

最近はISと名乗る勢力が電話、脅迫状、フェイスブック、ラジオなどを通じて学校を脅迫しています。そのため、多くの学校が閉鎖を余儀なくされています。

 

このような状況で、アフガニスタンでは350万人もの子どもたちが教育の機会を奪われていると言われています。

 

シャンティが支援する子どもたちも例外ではありません。

 

住んでいた地域で紛争が激化し、身の安全のため避難してきた子ども

家族が紛争に巻き込まれて亡くなったり、自分自身も怪我をした子ども

非常に危険な環境や家族の死を経験し、トラウマを抱えた子ども

 

危険地域を脱出して避難してきた子どもの親や家族は新天地ですぐに仕事を見つけられるわけではありません。家族は生活費をどうにか確保するため、子どもを働きに行かせることもあります。またはお金がなくて子どもを学校に行かせられないかもしれません。このような状況をアフガニスタンの多くの子どもたち、シャンティが支援する子どもたちが経験しています。

 

シャンティの活動

 

シャンティでは、紛争地から避難してきた国内避難民(IDP)の子どもや、隣国からの帰還民の子どもに対して、「子どもにやさしい空間(Child Friendly Space)」や仮設教室を通じて支援を行っています。

 

例えば、「子どもにやさしい空間」では、読書、読み聞かせ、お絵かき、劇などを通じて、子どもたちが子どもらしい活動をし、笑顔を取り戻せるような支援をしています。
 

CFS-02(19.07 (25)

「子どもにやさしい空間」でパシュトゥー語を学ぶ子どもたち

 

Rudat, CFS-03 (1)

月例イベントで母の日を祝う子どもたち
 
 

紛争で傷ついた子どもたちに、少しでも多く子どもらしい生活を提供するため、シャンティは引き続きアフガニスタンでの活動を行っていきます。

 

皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。

 

 

◆募金受付中◆<手数料無料>

郵便振替: 00150-9-61724

加入者名:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

*通信欄に「アフガン緊急」と明記下さい

*備考欄に「免」と明記ください(手数料免除)

 

現在実施中の事業は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて実施しております。

 

事業サポート課 栗本

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。