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夏休み子どもボランティア「おやこで絵本を作ってアジアに届けよう」2018 開催報告

2018.8.7   イベント報告絵本を届ける運動

絵本に翻訳シールを貼る子ども

2018年8月1日(水)にDNPプラザ2階イベントゾーンにて、夏休み子どもボランティア「おやこで絵本を作ってアジアに届けよう」を開催しました。

夏休み子どもボランティア「おやこで絵本を作ってアジアに届けよう」

夏休みの自由研究として、アジアの「本を知らない子どもたち」と、その子どもたちの暮らし、世界の現状について学んでもらい、アジアの子どもたちに届ける絵本作りに協力してもらうイベントを、大日本印刷株式会社(DNP)とシャンティが主催しました。午前と午後の2回開催し、33組の親子にご参加いただきました。

シャンティと大日本印刷(DNP)との共催イベント

シャンティはこれまで「絵本を届ける運動」を通じて、29万冊以上の絵本をアジア各国の子どもたちに届けてきました。約140年前の創業当時から本の印刷をはじめ、“役に立つ知識を広める”ことに取り組んできた大日本印刷(DNP)は、「絵本を届ける運動」の趣旨に賛同し、会社としてアジアの子どもたちに絵本を届けるために協力してくださっています。そんな本に関わる両者が協力して、夏休み中の親子向けにイベントを開催しました。

1876年に創業した大日本印刷は

アジアの子どもたちの暮らし

まず、なぜアジアの子どもたちに絵本を届けているのか、アジアの子どもはどんな暮らしをしているのかについて、シャンティ広報課の岩松智子よりご紹介しました。

「世界ではどのくらいの子どもが小学校に通えていないのでしょうか?」
「小学校に通っても途中でやめてしまう子どもの人数はどのくらい?」

クイズ形式で出題し、手を挙げて回答してくれる子どもたち。
正解に一喜一憂しながら、普段なかなか意識しずらい世界の現状について考えてもらいました。

クイズ形式で世界の教育の現状について出題し、挙手で答えてもらいました

普段、学校では教わらないような「難民」について、その言葉の意味や、実際に難民の子どもたちがどんな暮らしをしているのか説明しました。座学で学んだことは、配布したワークシートに記入できるようになっています。

学んだことを記入できるワークシート

ワークシートには、難民キャンプで暮らす子どもの生活の欄とは別に、自分たちの暮らしについて記入するスペースもあります。何を食べているのか、何時に起きて、寝ているのか。難民キャンプで暮らす同世代の子どもの生活と、日本で暮らす自分たちの生活を比べてもらうことで、違いはもちろん、人として変わらないことがあることに気づくきっかけにもなります。

なぜ絵本を届けているのか

シャンティはこれまで29万冊以上の本をアジアの国々に届けてきました。私たちが絵本を届けている理由は、「生きる力」を身につけられるよう「学ぶ場所」を作りたいからです。

アジアの子どもたちの現状やシャンティの活動を紹介するシャンティ広報課 岩松智子

絵本を読むことができないことは、教育を受けることができないことを意味します。教育を受けられないまま大人になると、安定した仕事に就くことができず、貧しい生活を強いられます。そんな貧困から抜け出せない「負の連鎖」を断ち切るためには「学べる場所・機会」を用意することが必要だと考えています。

アジアの子どもたちの現状について学ぶ子どもたち

翻訳絵本をつくろう

アジアに絵本を届けることの大切さが分かったところで、いよいよ絵本に翻訳シールを貼っていきます。好きな絵本を選び、台紙からハサミでシールを切り取り、表紙から順番にシールを貼っていきます。

翻訳絵本づくりに取り組んでいる様子

翻訳絵本づくりに取り組んでいる様子

翻訳絵本づくりに取り組んでいる様子

翻訳絵本づくりに取り組んでいる様子

翻訳絵本づくりに取り組んでいる様子

日本語の文字の上に知らない言語の翻訳シールを切って貼るのは初めての体験で、親子で協力しながら取り組みました。

翻訳絵本づくりに取り組んでいる様子

翻訳絵本づくりに取り組んでいる様子

翻訳シールを貼った絵本が、アジアの子どもたちにとってはじめて読む絵本になるかもしれない。そんな絵本を作るため、真剣にシール貼りに取り組んでくれました。

翻訳絵本づくりに取り組んでいる様子

翻訳絵本づくりに取り組んでいる様子

最後に、シールを貼った人の名前が分かるように、自分の名前を現地の言葉で書き込みます。(名前は「あいうえお表」を見ながら書き込みます)

絵本の最後に翻訳シールを貼った人の名前を現地語で記入します

絵本貼り体験に参加した証明としてシールプリントをプレゼント

作った絵本はアジアの子どもたちに送ってしまうため、手元には残りません。絵本づくりに参加した証明が残るようにと、絵本を手にした記念写真を撮影し、DNPプラザの機械で印刷したシールプリントをプレゼントしました。

夏休み子どもボランティア「おやこで絵本を作ってアジアに届けよう」2018
記念写真はイベント終了後にシールプリントとしてプレゼント(「みずたまレンズ」福音館書店)

夏休みの宿題として「ボランティア参加証明書」を授与

最後に、夏休みの宿題として学校へ提出できるよう「ボランティア参加証明書」を授与いたしましたが、それも必要なかったかもしれません。

「ボランティア参加証明書」兼「表彰状」を授与

本を知らない子どもたちのためにと、一枚一枚シールを丁寧に切り貼りした子どもたちの表情からは、数時間前とは別人のような自信が満ちあふれていました。

イベントに参加して絵本に翻訳シールを貼ってくれた子どもたち
「せかいでいちばんつよい国」光村教育図書
「ぞうくんのあめふりさんぽ」福音館書店
「だいくとおにろく」福音館書店
「ねずみくんのかいすいよく」チャイルド本社
「みずたまレンズ」福音館書店

 

【イベント報告】
シャンティ国際ボランティア会
広報課 召田 安宏

 

アジアの子どもたちに届ける絵本について

現地の言葉に翻訳したシールを絵本に貼っていただいた絵本は、シャンティが活動している国や地域の学校や図書館などに配布し、子どもたちに楽しんでもらっています。シャンティ国際ボランティア会は、アジアの子どもたち「絵本を届ける運動」を1999年から行っています。

絵本を届ける運動」にお申し込みいただいた方には、絵本セット(絵本と翻訳シールなど)をお送りし、ご自宅などで絵本への翻訳シール貼り作業にご参加いただけます。あなたの作った絵本が、アジアの子どもたちにとって、生まれてはじめて読む絵本になるかもしれません。詳しい仕組みとお申し込み方法は「絵本を届ける運動-特設ページ」をご覧ください。

絵本を届ける運動 特設ページ

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