シャンティブログ

  1. ホーム
  2. シャンティブログ
  3. 800人から1人を選ぶ?!アフガン下院選挙

800人から1人を選ぶ?!アフガン下院選挙

2018.10.26   アフガニスタン

サラーム!アフガニスタン担当の浅木です。

最近「世界で一番強いパスポート」に日本のパスポートが選ばれましたね!
ヘンリー・アンド・パートナーズ(Henley & Partners)が発表するランキングで、査証なしで渡航できる国や地域の自由度を現したものだそうです。日本は190か国を査証を取らずに、あるいは到着時に取得できるのだとか!
出張が多い事業サポート課、特に毎回、様々な調整をしてくださる栄吉さんには嬉しい情報!
 

と、同時に、私がこれを書いている時点で察している方もおられるかと思いますが。。。
アフガニスタン・・・・最下位 査証免除国は24か国。

カンダハルのバザール

 

そうなんです。彼らが国外に出るには、それはそれは複雑な手続きが必要なのです。
今年も現地から所長代行ワヒドの来日が決まり、あらゆる手続きを行っているところです!

 

 

さて、ここ最近の出来事ですが、今月20日に議会選挙の投票が行われました。

治安の悪化や、システムの未制度といった理由から2016年から延期されていました。

 

選挙で投票するためには、事前に有権者登録を済ませる必要がありますが、
アフガニスタンでは登録制度が統一されておらず、現行のシステムでは2001年から過去3回にかけて行われた有権者登録票が使用可能な状況です。もちろん、過去の登録証を使った投票の不正が懸念されていました。

 

これに対して、政府は生体認証システムの導入を一週間前に通達、各地方に生体認証の機械を発送したものの到着しなかった地域や利用してない地域もある様子です。

そしてまるで新聞紙のような投票用紙!
15ページにわたり連なる候補者800人のなかから1人を選ばなければなりません。

(文字が読めない人のために、各候補者には動物や果物のマークが付けられているそうです。残念ながら、写真の入手はできなかったのですが・・・)

 

一方で、選挙に絡んだ治安悪化も見過ごせません。
過去には有権者登録所を狙ったテロや襲撃も起こっており、少なくとも候補者10名が亡くなっています。投票を控えて、政府は約5~7万人の警備を配置しましたが、2日間で190カ所を超える投票所が襲撃されました。報告によると、投票前の週の事件数は国内で548件、

今週の事件数は926件。そしてその半数以上である491件が選挙日である10月20日に発生したものでした。国内で、投票を延期した地域も見られました。

 

 

それでも多くの人が投票所に足を運び、それぞれの思いを託して投票を行っています。

「教育や社会サービスの充実を約束してくれた候補者を選んだ」
Ali Jan Qala primary school(Nangahar)

「国内避難民として場所から場所を移動していた経験がある、あの候補者はきっと私たちの状況を理解してくれているはずだ」
DSC01137

「危険なのは知っているが、自分の子どもの将来を思うと投票に足が向かっていた」と、アフガニスタンの平和を願い、子どもの将来を案じる有権者がたくさんいます。

シャンティスタッフも、一刻もはやくアフガニスタンが平和で豊かな国に戻れるように願っています。

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。