シャンティブログ

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写真が伝えられること。伝えられないこと。

2018.12.12   アフガニスタン東京事務所より

事業サポート課アフガニスタンの緊急救援事業を担当している竹本舞です。

12月も半ば、年の瀬も近くなって来ましたね。そろそろ年賀状の準備を始めようと思っています。特に来年の年賀状には今年のどんな写真を載せようか考え中です。

本日は、今年のアフガニスタンの写真の中で、私が驚いた写真を紹介したいと思います。

アフガニスタンの学校で絵本の読み聞かせをしています。

 この写真は、アフガニスタンの女子校でシャンティの職員が、絵本の読み聞かせをしている写真です。女の子たちが、とても楽しそうな笑顔です。

よく見てみると、口元に手をあてて、ハラハラドキドキしているような表情の女の子もいます。

物語のクライマックスで、ハラハラする場面なのかと思いきや……

 

 もーっとよく見てみてください。シャンティの職員が持っている本のタイトルが英語で書かれています。

「Pashto and Dari Alphabets」

 なんと現地の言葉であるパシュトゥ語とダリ語のアルファベットの本なのです!
本の中には、現地語のアルファベットとその文字から始まる言葉の挿絵が入っています。子どもたちが楽しくアルファベットを学ぶ様子が伝わってきて、私も嬉しくなりました。

アフガニスタンで井戸建設の場所を選んでいます。

 次の写真は、子どもたちが集まって遊んでいる写真かと思いきや……

 

シャンティ職員と現地住民、行政の職員が、新しい井戸の建設予定地を選んでいるところなのです。珍しいことをしているので、地元の子どもたちが集まってきたようです。
シャンティでは、現在、アフガニスタン東部で、国内避難民や帰還民を対象とした水衛生の事業を進めています。

トイレ建設準備の様子

 この写真は、大人の男性が集まって、地面にお絵かきしているのかと思いきや……

 

実は上記の水衛生事業の一つである、学校でのトイレの建設準備の様子の写真です。お絵かきではなく、トイレを建設する場所に印をつけています。
この学校では紛争から逃れてきた国内避難民や外国から戻ってきた帰還民を受け入れたことで、生徒数が増え、教室が足りず、また水衛生施設も不足しているので、仮設校舎やトイレ、井戸を建設します。
また、この事業の中では、井戸を建設する地域の住民を対象とした衛生啓発活動や、学校における衛生教育活動も行います。

年末年始や春休みで、海外旅行に行かれる方も多いと思います。しかし、治安の問題で、日本人がアフガニスタンに行くことはなかなかできません。

今回、ご紹介した3枚の写真は、よく見てみたり説明を読んだりすると、印象が変わる写真でした。写真は、いろいろなことを一瞬で伝えられますが、言葉がないと伝わらないこともあります。

一方で「百聞は一見に如かず」という言葉があります。

 しかし、アフガニスタンを一見することは、今はできません。

アフガニスタンに平和が戻り、写真の中の子どもたちに直接会える日を目指して、シャンティは今後も活動を続けてゆきます。これからも、アフガニスタンについて、ブログの写真や言葉で皆さまにお伝えできればと思います。

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