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ラオス:49→50へ

2019.1.28   ラオス

「ラオスは49民族から構成されています。」

と以前ブログでも紹介させていただいておりました。

が、実は2018年12月5日の国民議会で、もう1民族が認められ、正式に50民族となりました!

その名も「ブルー族」
森に住む人々という意味です。

National Assembly Approves Brou As New Ethnic Minority Group

50もの民族がいれば、文化も多種多様です。

その中でも、今回は、民族ごとのお正月の過ごし方をクイズ形式でお伝えします!

50の民族をグループに分けると、ラオルム(低地ラオ人)、ラオトゥン(山腹ラオ人)、ラオスン(高地ラオ人)の3つで、それぞれの代表的な民族としてラオ族、カム族、モン族がいます。グループごとにお正月の時期も祝い方も異なります。

12月
・モン族のお正月
・カム族のお正月

4月
・ラオ族のお正月

今回は、12月に行われたモン族とカム族のお正月についてのクイズです。

まず、はじめはモン族に関する質問です。

第1問 モン族がお正月に作る料理の定番は何?

ア ピザ

イ お餅

ウ 伊達巻 

 

 

 

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正解はイ お餅です。

モン語では、バインザイと言われ、お正月の定番料理として作られる他に、死者へのお供えものとしても作られています。

日本とは、調理の仕方が少し異なります。ルアンパバーンの職員曰く、お餅に醤油を加えて焼き、最後に卵を入れて焼き上げるそう。

第2問 モン族のお正月のメインイベントは闘牛観戦と何?

ア カラオケ

イ フルマラソン

ウ ボール投げ

 

 

 

 

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正解はウ ボール投げです。

今回、モン族のお正月にお邪魔してきて、一番驚いたのは、色彩豊かな民族衣装を身にまとった若者達が2列に並んでひたすらボールを投げ合っている光景でした。衣装も毎年この日のために新調する人も多くいるようです。ピンク、青、緑、黄色、オレンジ、紫など衣装の色はほんとうに様々で、衣装を眺めているだけで気分が明るくなります。

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実は、このボール投げは、モン族にとって「貴重な婚活の場」です。ルールは、気になる相手にボールを投げ、相手も自分に関心があれば、ボールを投げ返してくれる、とてもシンプルなもの。

ボールを受け取った相手は、瞬時にボールを投げ返すか返さないかを決めねばいけないので、決断力が要されますね。

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ちなみに、小さな子どもたちも民族衣装をかわいく着こなしています。

 

次は、カム族についてです。

第3問 カム族は、お正月に様々なダンスを踊ります。そのひとつのダンスの中で、カム族の男性はあるものを口にくわえて踊ります。そのあるものとは何でしょう?

ア 壺

イ 米俵

ウ アヒル

 

 

 

IMG_0224

正解は、ア 壺です。

壺と言っても、大きさはこのサイズ。

カム族の村では、村独自のお酒がこの壺で作られています。味は、日本でいう、焼酎みたいなもの。

「カム族は、どうして壺を使ってお正月を祝うの?」

理由は数説あります。その中の一説は、カム族のタジュアンという権力者が、カム族の領土を広げた際に、ジャール平原の岩で作った壺でお祝いをしたことが契機とされているそうです。それから毎年カム族のお正月では、タジュアンの言いつけを守り、壺でお正月を祝っているそう。

壺の重さは3、4キロほどで、ダンスの際は、そこに水をたっぷり入れます。時には、10キロを超えることをあるらしく、顎が外れるのではないかと、見ている側もハラハラドキドキです。

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カム族の衣装は、黒を基調としたシックな衣装が多いようです。グッと大人な雰囲気がでますね。

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こちらは、昼食の様子です。食卓の中心には、やはり壺が置かれており、みんなでお酒をのみ交わします

 

日本のお正月は、おせちやお雑煮を食べたり、箱根駅伝をみたり、神社にお参りにいくなどして家族と祝うのが一般的です。

一方、ラオスのお正月は、「コミュニティー全体で祝う」が一般的です。
今、若者たちは進学や就職を理由に村を離れ、民族の伝統を理解したり、体験したり機会がなかなか持てないと、若手職員は言います。
だからこそ、コミュニティー全体でお正月を祝うことは、民族の絆を深めるためにも、次世代に民族伝統を継承していくためにも、大きな意義があるように感じました。

今週もお読みいただき、ありがとうございました。

ラオス事務所インターン 松永

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。