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スラムの学習センターに図書コーナーを設置

2019.2.20   ネパール

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こんにちは。シャンティ・ネパール事務所でのNGO海外研修プログラムに参加している冨田優理です。シャンティ・ネパール事務所はカトマンズのスラムにある学習センターに図書コーナーの設置を支援しました。スラムはカトマンズ市内を流れるバグマティ川沿いにあります。スラムの住民は災害によって家屋を失ったり、仕事を求めたりして、カトマンズに移住してきた人たちです。雨風を防ぐのには十分でない作りの家が多く、生活や衛生面がとても厳しい状況です。川沿いの土地の多くは政府のもので、許可なしに居住しているため、強制的に家屋が撤去されることもあります。

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学習センターはディディバヒニ(ネパール語で姉妹の意味)というNGOによる支援を受けており、スタッフ1名と地域のボランティアによって運営されています。学習センターの中は、壁にかわいらしい飾りがたくさんあり、フラフープやおはじきのようなゲームはありますが、子どもの本はなかったため、このNGOからの要請に基づき、図書コーナーを設置することとなりました。

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学習センターに入ると子どもたちが15人くらいおり、とても元気に挨拶をしてくれ、集まってきてくれました。まだ小学校に上がる前の小さな子から、6年生くらいの大きな子までいました。図書コーナーの設置をしている間、子どもたちにインタビューをしました。学習センターには宿題をしたり、遊んだりするために来ていること、土曜日以外の毎日来ていること、家族のことなど教えてくれました。将来の夢を聞くと、俳優、医者、パイロット、学校の先生などと答えてくれました。僕もインタビューして!とみんな積極的だったことが印象的です。中にはとても英語を流暢に話す子もいました。

写真はインタビューに答えてくれた6年生のススミタさん(右側)です。「私は現在6年生で近くの公立学校に通っています。宗教はヒンドゥー教で、この地域に生まれ今は母と2人の妹と住んでいます。父は亡くなり、母は建設現場で働いています。このセンターには土曜日以外の毎日学校が終わった後来ており、宿題に取り組むことや、フラフープやボードゲーム、おはじきなどで遊んでいます。ここでは友達と会って遊ぶことができるので、来るのが好きです。好きな教科は英語で、将来は先生になりたいです。」

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しばらくすると図書コーナーの設置が終わりました。そして、学習センターのスタッフによる防災紙芝居の読み聞かせが始まりました。ここには電気が通っていないので、窓や屋根の隙間からの光しかありません。その日は雨が降っており薄暗い中でしたが、子どもたちは真剣なまなざしで紙芝居を見つめていました。そして読み手からの問いかけがあると、とても元気に答えていました。

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紙芝居が終わると子どもたちは一斉に図書コーナーに集まっていました。それぞれ好きな本を選び、とても楽しそうに読んでいました。友達と一緒に本を読む子や、1冊読み終わるとまた次の本を手に取り次々に読む子など、思い思いの読み方をしていました。スラムでの生活は大変なことが数多くあると思いますが、絵本を読むということを通して、子どもたちが楽しく過ごせる時間が増えてほしいと願っています。

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【参考】NGO海外研修プログラム参加者の声

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。