シャンティブログ

  1. ホーム
  2. シャンティブログ
  3. NGO活動にとっての”安全”について思うこと

NGO活動にとっての”安全”について思うこと

2019.2.19   東京事務所より

東京事務所の市川です。
最近、民間国際協力団体(NGO)で話題のひとつは、活動にあたっての安全管理です。交通事故、病気、強盗、災害など。治安が悪い国では、テロや紛争などの危険も絶えず、気をつけなければなりません。
NGOによっては、地震の復興支援活動のさなかに宿舎が倒壊したり、急病により、命を落とすケースも報告されています。

IMG_0386

そんな中、先日、「NGO・市民社会組織のための危機管理・安全管理研修」が開催され、2日間、受講しました。実際の想定されるケースを想定しながら、みんなで学びあいました。

救援物資を運搬するロバ(小)

私は、かつて、2001年の9.11当時多発テロ事件後、アフガニスタン入り。緊急食糧支援活動のため、車両の入らない道を、ロバに食糧を積んで、山岳部を3日間歩いて活動したことを思い出しました。当時は、田舎にちょっと行けば、ライフル銃を見るのは当たり前で、子どもたちが銃をおもちゃ代わりに持っていました。

スータン村で出会った銃を持つ子ども
「食糧は無くても、武器はある」

当時の安全管理と言えば、ロー・プロファイルといって、現地の衣装(シャルワールカミース)を着用したり、事務所の看板を隠したり、なるべく目立たないようにすること。そして、現地のコミュニティとの連携・関係づくりが主なものでした。

ロダット郡役所のジルガに参加三宅、秦
地元のコミュニティとの打合せ

以前は、NGOは狙われないという安全神話がありましたが、今はむしろテロのターゲットになりやすい側面もあります。しかし、リスクを避けるあまり、必要な活動をあきらめるというのは、本末転倒な結果となります。リスクはゼロには出来ませんが、いかに軽減し、より厳しい状況に置かれている人々に寄り添えるのか、NGOの真価が問われています。

ロケット弾が被弾したユニセフ・ジャララバード事務所守衛室
2003年9月にアフガニスタンの国連施設にロケット弾が被弾

当会でも危機管理指針を整備し、いざという時の危機管理に備えていますが、改めて、安全面の定期的な見直しの重要性を実感しました。

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。