シャンティブログ

  1. ホーム
  2. シャンティブログ
  3. “復興する今だからこそ” インドネシア・スラウェシ島での女性の生計回復支援

“復興する今だからこそ” インドネシア・スラウェシ島での女性の生計回復支援

2019.2.21   寄付募集中東京事務所より緊急救援

支援者リレーションズ課の吉田です。

2018年9月28日に、インドネシア・スラウェシ島で発生したマグニチュード7.5の地震を受けて、弊会では緊急救援物資の配布等を行ってきました。復興期に入り、スラウェシ島ドンガラ郡とシギ郡で、女性の生計回復支援を開始しました。2月7日から14日まで、現地に行きカウンターパートのNGO団体と事業調整を行いました。

【インドネシア・スラウェシ島地震】復興を目指す女性の自立を支援-被災女性を対象に生計回復支援事業を開始

未だ地震の影響が残る-地震発生後、液状化が起こり壊滅した村

地震後の液状化により住宅が全て倒壊し瓦礫が残っている地域

地震後の液状化により住宅が全て倒壊し、瓦礫が残る村の様子です。地面が起伏し窪みには池のように水が溜まっています。液状化によりモスクの高い塔が数メートル移動して倒壊し、そのまま残っています。元の住民は山際にあるキャンプで避難生活を送っています。元々暮らしていた家の跡の様子を見に来る人々の姿を見かけました。「地震が発生した時間は夕方6時頃で、村の人たちはモスクでお祈りをし、家にいる人もたくさんいました。大きな爆発音と共に地面が揺れてスライドし、何が起こっているのか分からず必死で逃げたそうです。村の人たちは被災のショックを受けて、今も混乱しています。」カウンターパートのスタッフが話しました。

地震後の液状化により住宅が全て倒壊し瓦礫が残っている地域

キャンプでの避難生活

住居が倒壊してから5ヶ月、キャンプでは所狭しとテントが並び避難生活が続いています。トイレや水浴びは、設置された仮設の公共トイレで行い、洗濯する時は貯水タンクの水を使用します。

キャンプでは貯水タンクの水を使って生活しています

「テントでの避難生活は本当に疲れます。仕事はほとんどありません。テントを空けて盗難に遭うことも心配です。」避難している男性が話しました。避難生活が長期化する中で、生計を立てていくことの難しさを感じました。

スポーツ・センターの近くに設置されているキャンプの様子
スポーツ・センターの近くに設置されたキャンプ。政府による仮設住宅の供給が遅れています。

復興する今だからこそ女性の支援が必要

カウンターパートの団体は、女性の権利保護の分野で20年以上活動を行ってきました。震災後、女性たちは過酷な状況に置かれているとスタッフが話します。避難生活では性的な暴力を受けることもあります。「復興する今だからこそ、この女性の生計回復を目指したプロジェクトはとても意義があり、大切です。」合意書にサインする時に、カウンターパートの代表が話した言葉が印象的でした。

インドネシアのカウンターパートNGOとのミーティングの様子

弊会は、被災した村の女性たちが少しでも早く生活を取り戻せるように、生計回復支援に取り組んでいます。村の女性グループが、その村でよく採れる農作物や魚を加工し商品をつくります。弊会は加工するための資機材を提供し、研修の機会をつくります。自らの村で採れた農作物や魚を使い、村の女性たちの手でつくられた品を、女性たちが販売します。コーヒーやココナッツを加工した製品が誕生します。出来上がる製品は、またの機会にご紹介させていただきます。

インドネシア・スラウェシ島の女性たちが、1日も早く日常の生活を取り戻すために、ご支援、ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

「インドネシア地震 緊急募金」受付中

郵便振替: 00150-9-61724
加入者名: 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
*払込取扱票の通信欄に「インドネシア地震」と明記して下さい
*備考の枠に「免」と明記して下さい(窓口で手続きした場合、払込手数料が免除されます)

今すぐ寄付する

パル市のランドマークである海に突き出すように建設されたモスクは、地震後傾き水没しています。そのモスクの前の道で、女性たちが網を敷き、小さなエビを天日干ししている光景が目に焼き付いています。復興を心よりお祈りするばかりです。海に突き出すように建設されたモスクは地震により傾き水没

インドネシア・スラウェシ島地震に関する調査と活動は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)と民間からご支援を受けて実施しています。

【関連ページ】インドネシア・スラウェシ島地震

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。