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「海外緊急救援の仕事」大公開

2019.2.25   アフガニスタン東京事務所より緊急救援

皆さんこんにちは。

 

Salam!(パシュトゥー語で「こんにちは」の意味)

そして

Selamat siang!(インドネシア語で「こんにちは」の意味)

 

海外緊急救援担当の栗本です。

 

昨年シャンティに入職し、海外ER(Emergency Relief)のアシスタントとして働いて早1年近く。

今回は、あまり語られることのない(?!)シャンティでの緊急救援の仕事がどんなものなのか紹介したいと思います。

 
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アフガンER
まずはメインの仕事から!

私はアフガニスタンの緊急事業を主に担当しています。

事業の内容は、アフガニスタン東部でCFS(Child Friendly Space)「子どもにやさしい空間」を運営、既存の学校に仮設教室を設置するものです。
なぜ緊急なのか、という話は別の機会にするとして・・・(ちなみに、緊急とは別枠で実施しているのが「開発事業」です。)

 

CFSで絵本を読む子どもたち

「子どもにやさしい空間」で絵本を読む子どもたち

 

東京にいながらアフガニスタンの事業について、何をどうしているかというと、

 

計画に沿って事業が進んでいるか、現地スタッフとメールやスカイプで日々やり取りし、確認、調整、提案をしていきます。ときには現地スタッフと一緒になって、どうしたらよりよい事業にできるものか・・と思案したりします。

また、反政府組織のテロ活動が年々過激化しているアフガニスタンでは、現地の情報収集もアフガニスタンを担当する上で重要なタスクのひとつです。

 

他にも、普段は直接会うことのない現地スタッフと、年に数回ほど海外で会議を行ないます。

今年ドバイで行なった会議の様子

今年ドバイで行なった会議の様子

 

ワークショップで意見をぶつけ合うスタッフたち

ワークショップで意見をぶつけ合うスタッフたち

 

直接会って調整や話し合いを行なうのは、やはり効率がいいものです。1週間ほどの会議を終えて、じゃあまた次の会議で!と別れる際には、次の会議まで無事でいてねと心の中で祈っていたりします。

 

「子どもにやさしい空間」に通う子どもたち

子どもにやさしい空間」に通う子どもたち

 

緊急出動 インドネシア

どんどんいきます!

 

シャンティの緊急救援担当としてある意味“メイン”な仕事は、アジアで自然災害などが発生した場合に現地入りして支援を行なう、というものです。

 

私も、去年インドネシア・スラウェシ島で発生した地震の対応のため、被災地入りして調査や緊急救援物資の配布などを行なってきました。

(ちなみに、スラウェシ島地震については、支援活動の第2弾として女性の生計回復支援事業を開始しています!)

 

震源地近くのドンガラで海水に使ってしまった家屋

震源地近くのドンガラで海水に使ってしまった家屋

 

緊急救援物資配布の会場

緊急救援物資配布の会場

 

このように現地入りした際には、帰国時に報告会を開催し、日本の皆さんに現地の状況をお伝えすることもあります。

 

その他にも、

大学での講義を頼まれたり、こうやってブログを書いたり、毎週火曜日の朝には東京事務所の掃除もします!(あ、掃除は全員でした)

 

 

大雑把に紹介しましたが、なんとなく伝わったでしょうか・・?

(そしてここまで読んでいただいた方には、最初の挨拶がなぜ2言語だったのかお分かりになったと思います)

 

 

これじゃ大雑把すぎる!という方のために、この仕事で記憶に残っているエピソードの1つをご紹介したいと思います。

 

スラウェシ島地震の緊急救援物資の配布のため、被災した村を訪れたときのことです。

物資配布の前には、その村の村長さんや現地NGO(私たちと一緒に活動している地元の団体)のスタッフが挨拶をします。私もせっかくなので、挨拶をさせてもらいました。

日本のNGOとして支援に来ていることや、ジャパン・プラットフォームというドナーから助成を受けて行なっている事業であること、日本もインドネシアと同じ地震大国で、2011年に大地震を経験していること、など一通り話したあと、

「残念ながら日本のメディアはスラウェシ島地震の被害の状況をあまり報道していませんが、それでもインドネシアの皆さんのことを心配している日本人がいます」と話したとき(厳密には、それを通訳の人がインドネシア語で話したとき)、それまでシーンとしていた会場から拍手と歓声が上がりました。

あまりにも予期していなかったので驚きましたが、被災した人たちが、物資はもとより、自分たちは国際社会から忘れられていない、心理的にサポートされているという“感覚”を必要としていることを強く感じました。そして、その橋渡しをさせてもらっている自分の責任を感じた一瞬でもありました。

 

 

緊急救援の仕事を担当していると、いつ何が起こるか分からないため、一定程度、常に気を張っていなければなりません。しかし、場合によっては自分の足で現地に行き、目の前で困っている人に何かしらのサポートをすることができます。自分が関わった事業によって何らかの向上が直接感じられる、困っている人に寄り添うことができる、この感覚は何ものにも代え難いものがあります。自己満足に陥ってはいけませんが、こういったことが緊急救援の醍醐味ではないかと思います。

 

被災地での調査の様子

被災地での調査の様子

 

 

そんなシャンティの緊急救援担当ですが、現在、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。あなたもシャンティを通じて自分なりの社会貢献をしてみませんか?

緊急救援以外でも募集しています。

一緒にシャンティで働きたいという方、ちょっと興味あるけどもう少し団体を知ってみたいという方、こんな団体を応援したいという方、お問い合わせ、ご応募、お待ちしております。

 

海外緊急救援アシスタント 栗本

  • 絵本を届ける運動
  • アジアの図書館サポーター
  • 本の力を、生きる力に。