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アフガニスタン事務所の同僚

2019.3.5   アフガニスタンスタッフの声東京事務所より

こんにちは。東京事務所の瀧です。寒い冬が終わって、だんだん暖かくなってきます。

シャンティでは、世界の紛争地域や貧困地域への支援をしています。昨年は、日本から桜の苗木をアフガニスタンに贈りました。

シャンティはアフガニスタンに事務所があり同僚とやり取りすることが多いです。治安の理由から現地へ行って直接行って話すことはできないけど、写真を交換したり、メールやスカイプで話すことはできます。今、アフガニスタンでは治安の悪化が深刻で、自爆テロや国際NGO事務所への襲撃などが相次ぎ、職員の心身の健康を維持すること、特に心のケアをどうするかが課題になっています。定期的な休暇をとりストレスを解消することが,管理上も大切になってきています。

アフガニスタン事務所の職員の一人に、片方の足が麻痺して全く動かず、いつも杖をついて、車いすに乗っている人がいます。カレはシャンティのアフガニスタン事務所できた直後からの古くからのメンバーで、経理の仕事をしています。

彼は入職当初、経理の経験はなく、知識も持っていませんでした。しかし、とてもまじめに仕事を熱心に取り組んだ結果、今は、カブール事務所でアフガニスタンと東京事務所の間の財務経理を統括する責任者として大事な役割を担う立場となりました。とても努力家で英語が上手な人で、結婚もしていて子どももいます。周囲の環境が悪くて、学校にいけなかったり、住むところや帰る国がなくても自分自身が努力して幸せになることができるのです。

若い頃は、ああいう仕事に就きたいと思い、夢や憧れを目指すものです。時には、一所懸命、目指してきた夢や望みが叶わなかったと思う時もあっても、そこで、あきらめたり、投げ出したりしてはいけないと思うのです。努力は、どういう形であっても必ず報われるものだし、成功よりも失敗から得るもののほうが大きいからです。

彼は、困難な環境にあっても、生まれつき体が不自由で足に障害があっても、本人の努力次第で、仕事にもつけるし、家庭を持ち、幸せな生活が送れるということを私たちに教えてくれました。

世界にたくさんいる、難民の多くは日本では小学生くらいの年齢の子どもです。父親や母親と別れて、一人で生活している子どももいます。
人は成長するにつれ様々な能力や才能を身に着けてゆきます。図書館や絵本で、子どもたちの中にある可能性を生かしていくことが、わたしたちの責任です。

家がない子ども、教育を受けられない子ども、親とはぐれて一人きりで避難する子ども達でも、みんな希望を持っています。
一人一人は生まれながらにして大きな力を持っているのです。自分自身が生まれてきたこと自体が、とても大事で重要なことで、大きな力があるということだと思います。

子どもが持つ不安が少しでも和らげ、自信をもって将来を選択できるようになれることを祈ります。

事業サポート課
瀧 龍太郎

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