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絵本を届けた先の様子を動画で紹介:ミャンマー「はじめて」の物語

2019.4.11   東京事務所より

シャンティ国際ボランティア会は、1999年から「絵本を届ける運動」を通して、まだ本を知らないアジアの子どもたちに絵本を届けてきました。2018年までにアジア各国へ届けた絵本は、31万冊を超えました。たくさんのご協力、まことにありがとうございます!

これまで届けた絵本の冊数のグラフ(1999年から2018年まで)

2014年から「絵本を届ける運動」を通して、絵本を届けきたミャンマーの様子を映像でご紹介します。

民政移管したミャンマーの教育事情

アジア最後のフロンティア」と呼ばれ、世界の視線を集めているミャンマー。経済発展が進む一方、取り残される貧困層や難民の帰還問題、多様な民族との共存など、さまざまな課題を抱えています。学校の多くは老朽化し、児童書も非常に少ない状態です。

2011年に半世紀以上続いた軍事支配から民政移管され、民主化や経済発展が進むミャンマーは、2018年GDP成長率6.4%を達成しました。一方で、イスラム教徒で少数民族のロヒンギャ迫害問題は、未だ解決の糸口が見つかっておらず、国際的な批判を浴び、新政府が優先課題としていた少数民族との和平やタイ・ミャンマー国境の難民キャンプからの難民帰還の目処が立っていません。

大都市の富裕層と貧困層との格差は開くばかりで、人口の約7割が暮らす地方の農村は発展から取り残されています。JICAの支援を通じ教科書が改訂されるなど、教育分野の改革が進む一方、予算不足や学校の教室不足、教員の質の問題など課題が山積みです。

ミャンマーの人々にとって「はじめて」の物語

2014年から始まったミャンマーでの図書館活動では、地域の図書館とシャンティが協力して小学校へ絵本を届けています。

ミャンマーの公共図書館員のティン・ティン・レッさんが「はじめて」学校で読み聞かせをしました。
待っているのは“まだ絵本を知らない子どもたち”

子どもたちはもちろん、絵本を届ける図書館員にとっても、読み聞かせは「はじめて」の体験です。

ミャンマー「はじめて」の物語(シャンティのYouTubeチャンネルで公開中)

今、ミャンマーで求められること

鎖国状態が長く続いたミャンマーで今求められているのは、新たな国作りを担う人材の育成です。人材育成には、教育支援が不可欠です。これまで先生の言ったことを丸暗記することが普通だったミャンマーの教育は、自分で読み、考える力を育てる教育へ徐々に変わってきています。

映像でも登場した三輪バイクで訪問したとある小学校の先生から

「もっと頻繁に来てもらえないでしょうか。喜んでいる子どもたちの姿をまた見たいです。」

と言われました。

三輪バイクによる移動図書館活動は、多くの学校で「次はいつ来るのか?」と心待ちにされています。
ミャンマーではほとんどの小学校に図書室がなく、公共図書館に通えない子どもたちは絵本に触れる機会がありません。

シャンティは、一人でも多くの子どもたちに絵本を届けられるよう、これからもミャンマーで活動を続けてまいります。
ぜひ「絵本を届ける運動」へ参加したり「アジアの図書館サポーター」として活動を継続的に応援いただけると幸いです。

絵本を届ける運動 特設ページ

アジアの図書館サポーター

今後もシャンティの「YouTubeチャンネル」に動画を追加してまいります。
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公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 – YouTube

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